『“感染症”という病態に効果のある食べ物』

 

新型コロナウイルスも含めた“感染症”と呼ばれる病態についての根本的な対策法として、拙著『ウイルスは存在しない』下巻の第6章に網羅しています。

 

その中でも、私が普段から効果を実感している薬味があります。

 

それは、過去記事でお伝えした生姜(ショウガ、ginger)です(^_−)−☆。

 

ショウガについても、拙著でお伝えしていますが、さらにそれを補強するエビデンスを先日読みましたので、ご紹介したいと思います。

 

ガンの化学療法、つまり抗がん剤という毒物の投与で、臨床的にもよく経験するのが、薬剤投与後の嘔気・嘔吐(おうき、おうと)です。

 

私は、40歳まではプーファ過剰で、日常的に放射線を浴びていたこともあって、極めて体調が優れませんでした。

 

ストレスがかかるとすぐに副交感神経過剰になり、激しい吐き気を催していました(のちに巨大な胃潰瘍があることが分かりました・・・・・)。

 

このストレスがかかったときに起こるストレス反応による吐き気と抗癌のそれとは同じメカニズムで起こります。

 

そのメカニズムとは、セロトニンというストレスホルモンが上昇することです。

 

抗がん剤(シスプラチン)の投与によって、腸内や脳幹(延髄)にセロトニン濃度が高まることで、嘔気・嘔吐が出現します。

 

現代医学でも、この抗がん剤による吐き気止には、抗セロトニン剤を使用しています。

 

さて、中国では伝統的に吐き気止としてショウガが使用されていたようです。

 

抗がん剤を投与したラットにショウガ成分を投与した実験が2020年に報告されています(Drug Des Devel Ther. 2020; 14: 4085–4099)。

 

この研究で判明したことは、ショウガがセロトニンの合成をブロックすることおよびセロトニンの代謝を促進することでした。

 

感染症という病態には、セロトニンが深く関与しています。

 

過去記事や拙著『ウイルスは存在しない』にも詳述しましたが、セロトニンは細胞の状態を変化させて、外来の異物が入りやすくなります。

 

ウイルスと呼んでいる遺伝子やエクソソームも、糖のエネルギー代謝が回っていれば、細胞に取り込まれることがありませんが、現代人のように糖質制限やオメガ3過多の状態では、セロトニン過剰になり、細胞に異物が取り込まれやすくなります(エネルギー量子学会TUEET ニュースレター参照)。

 

ショウガは、糖のエネルギー代謝を高め、しかもセロトニンをブロックするのですから、感染症という病態だけでなく、うつ病やガンなどの慢性病にも効果抜群ということです。

ただし、しっかりと糖質を補給しないといけないことは言うまでもありません(ショウガハチミツあるいはショウガ黒糖をお勧めしています(^_−)−☆)。

 

 

高価な抗ウイルス薬や遺伝子編集抗体薬(これらの効果がないばかりか、危険ことも拙著下巻で詳述)などよりも、ショウガを週に1〜2回は摂取するように心がけましょう(^_−)−☆。

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