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『過去のPCRフェイク感染騒動から何も学ばないフェイクパンデミック』

13年前に実際に起こったPCR検査にまつわるフェイク騒動をお伝えしたいと思います。

欧米では、一部の良識のある人たちによって、2007年に米国で起こったフェイク感染症を伝えた『ニューヨーク・タイムズ』誌の記事がシェアされています。

その内容は以下です。

2006年に米国のダートマス・ヒッチコック病院の勤務医の一人が2週間も続くしつこい咳に悩まされていました。しばらくして、他の医療スタッフも咳をするもが出てきました。

ある感染症医は、このしつこく続く咳は、百日咳の可能性があると睨んで、なんと先の医師を含む病院のスタッフ1,000人にPCR検査を行いました。

百日咳は感染力が高く、乳児や体力の低下した高齢者に感染すれば、肺炎から死にいたると信じ込まれていたからです。

そして検査結果が出るまで、医療スタッフは自宅待機となったのです。

その結果・・・・・

その医師を含む142人がPCR検査陽性と出ました。

そして、何千という医療スタッフが、予防のために抗生物質とワクチンを受けるはめになりました。

さて、その「百日咳騒動」の8ヶ月後・・・・・

この医師を含めた医療スタッフに、びっくり仰天の通知が待ち受けてました。

 

「みなさんが百日咳であるというのは間違いでした。」という通知。

OMG!

後に確定診断として施行された細菌培養試験では、なんと一人として百日咳を引き起こすバクテリアは検出されなかったのです!

つまり、142人がPCR検査陽性は偽陽性であったということです!

これが感染症医や疫学研究者の間で問題となり、「迅速なPCR検査に頼った感染症診断は危険である」という認識で一致しました。

今回の新型コロナウイルス感染症のシュミレーションを主催したあのジョンス・ホプキンス(Johns Hopkins)大学の疫学研究者であり、米国ヘルスケア疫学学会(the Society of Health Care Epidemiologists of America)の会長を務めた人物でさえ、「今回のPCR検査による百日咳フェイクエピデミックは、例外ではない。よく起こっている事象だ」と発言しています。

当時の百日咳に関するPCR検査には、検査機関によって100以上の種類のプロトコールがあり、統一されたものはありませんでした。

もちろん、PCR検査の妥当性を検証されたこともありませんでした。

これは、13年を経た現在でも状況はほとんど変わりません。

先日お伝えしたように、新型コロナウイルス感染症においても、PCR迅速検査の妥当性が証明された研究は皆無です。

百日咳は、バクテリアによって引き起こされるとされているため、バクテリアを検出すれば、確定診断になります(しかし、バクテリア感染によって必ず発症する訳ではないことは今後著作にしていきます)。

その時点で、PCR検査の妥当性を調べられます。

1,000人のうち142人が偽陽性であったということは、偽陽性率は14%です(検査特異性は86%)。

このPCR検査を100万人に行えば、14万人が偽陽性でしょっぴかれます・・・・

世界の全人口(70億人)にこの検査を施行すれば、偽陽性だけで約1億人近くになります。これは史上最大のパンデミックになります(^_−)−☆。

健康人にまでいかなる検査も拡大してはいけないのです。

しかし、ウイルスの単離が行われたことのない新型コロナ感染の場合は、確定診断をしようがありません。

しかし、「PCR検査当時に症状がなく、その後も発症もしなかった」ということを確定診断と仮にすると、新型コロナ感染のPCR検査は百日咳以上の偽陽性率になるのは間違いありません。

このように過去に問題を引き起こしたPCR検査による迅速診断に現在も頼らざるを得ないのは、いかに現代医学、今回は感染症の分野がフェイクサイエンスに基づいているかを暴露しているのです(^_−)−☆。

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