『PCR検査自体をテストしていない現実』

検査というのは、それ自体がどれだけ正確かをテストしないと意味がないことは言うまでもありません。

さて、今回の新型コロナウイルス感染症で、専門家の間でウイルス感染診断の“ゴールドスタンダード”と言われているPCR検査の妥当性は検討されたことはあるのでしょうか?

たとえば、妊娠を確かめるのに、尿中のホルモン濃度を測定するものがあります。

この妊娠の尿検査の妥当性は、実際にエコー検査や身体所見(母親のお腹が出てくる)で妊娠を確認することで、どれくらい正確な検査かを調べることができます。

それでは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査はどうやって妥当性を測定できるのでしょうか?

まず妊娠のエコー検査のように比較する確実な検査がありません。

過去記事でもご紹介したように、胸部CTがPCR検査よりも鋭敏であるとしていますが、胸部CTでウイルス感染のみに特異的な所見などなく、妊娠のエコー検査や妊娠の身体所見(お腹が大きくなる)のように確実な検査ではありません。

さらに・・・・・

PCRで陽性であった人の臨床症状を調べれば良いと考えるでしょうが、これが一番難しいことを今までお伝えしてきました。

なぜなら、発熱、息切れ、嗅覚脱失などの症状は、新型コロナウイルス感染に特異的なものではないからです。

これらの症状は、農薬、消毒薬、重金属などの毒性物質の暴露や他のバクテリアやウイルス感染症と呼ばれる病態でも出現します。

つまり、この症状が出たから必ず新型コロナウイルス感染症とは確定できません。

新型コロナウイルス感染診断の比較対象とする検査も存在しない上に、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状もない。

したがって、PCR検査自体の妥当性はいまだにテストされていないのです。

このことに驚きを覚える人ほど、まともな思考が回っている証拠です。

そもそもウイルスが単離されたことが一度もないのですから、何を検査しているのかという根幹の問題がありますが、このことは今後の著作にしていきますね(^_−)−☆。

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