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◆パレオ協会ニュースレター◆   『黒死病(ペスト)の真実〜その2 』

◆パレオ協会ニュースレター◆

『黒死病(ペスト)の真実〜その2 』

ペストは歴史上3度の大流行を引き起こしており、第一次パンデミック(541年のユスティニアヌス帝のペストに始まり、6世紀から8世紀まで続いた)、第二次パンデミック(黒死病に始まり、14世紀から19世紀まで続いた)、そして第三次パンデミック(18世紀後半以降)です(Climate-driven introduction of the Black Death and successive plague reintroductions into Europe, Proceedings of the National Academy of Sciences USA 112 (2015) 3020e3025.)。

 

ロンドンのイースト・スミスフィールド黒死病墓地に埋葬された人々を調査した考古学的研究では、高齢者が若年者よりも死亡していることが分かりました。また、埋葬された人々では、生理的ストレスの骨格マーカー(成人低身長、エナメル質低形成、脛骨骨膜病変、クリブラオービタル、骨多孔性過骨症)が高いことも同時に判明しています(DeWitte S, Hughes-Morey G (2012) Stature and frailty during the Black Death: the effect of stature on risks of epidemic mortality in London, A.D. 1348-1350. J Archaeol Sci 39: 1412–1419. )(DeWitte SN, Wood JW (2008) Selectivity of the Black Death with Respect to Preexisting Health. Proc Natl Acad Sci U S A 105: 1436–1441.)(DeWitte SN (2010) Age patterns of mortality during the Black Death in London, A.D. 1349-1350. J Archaeol Sci 37: 3394–3400. )。

 

このように高齢者やストレスの大きい(免疫抑制)に発生しているという特徴は、あらゆる病態に認められるものです。現代医学がパンデミックと呼ぶものでは、老若男女あるいは健康・不健康問わず死亡率が高まるはずです。この点を見ても、黒死病(ペスト)と呼ばれるものは、パンデミックとは別のものであることが分かります・・・・・・・・・

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