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『新型コロナウイルス感染症と医原病』

“病気を恐れることは、病気そのものよりも人間を殺してしまう”

まさに、このことが現在の新型コロナフェイクパンデミックで繰り広げられています。

病院や集中治療室(ICU)では、新型コロナウイルス感染症と診断されると、ちょっとした肺の炎症でとても攻撃的(aggresive)な治療へと進みます。

特に著明なのが挿管(気管にプラの管を入れる)や人工呼吸器を無理やり装着する所業です。

イタリアの研究調査では、PCR検査でCOVID-19と診断されて、集中治療室(ICU)に送られた人の88%は、挿管および人工呼吸器を装着しています(JAMA. 2020 Apr 28; 323(16): 1574–1581)。

これは、ゲイツのお膝元である米国ワシントン州でも同じ状況で、 71%の人が人工呼吸器という最終手段の治療まで行っています(JAMA. 2020 Mar 19;323(16):1612-161)。

実際は、人工呼吸器が必要な状況ではないため、ほとんどの人が意識を落とすために、麻酔薬を使用しています。

麻酔薬には、意識を落とす以外にも筋弛緩剤という呼吸筋を麻痺させる作用があるものを使用します。

意識があって、自分で呼吸すると、人工呼吸器の呼吸と同調しないため、呼吸困難(fightingといいます)になります。したがって、完全に人工呼吸器に同調させるためには、“眠らせる”わけです。

この麻酔薬の使用によって、長時間眠らせると免疫抑制がかかるために、感染症の温床になります。とくに肺に炎症が起こります。

もちろん、ベッド上に寝たきりになるわけですから、床ずれや筋・結合組織の萎縮・拘縮が起こります。また血栓傾向(DVT)になります。

さらに過去記事でもお伝えしたように、人工呼吸器そのものによる肺の損傷(ventilator-induced lung injury (VILI))や肺炎(ventilator associated pneumonia (VAP))。

したがって、人工呼吸器を装着した場合、非常に予後が悪くなるのです(ドイツの病院では、人工呼吸器を使用しなかった感染者の死亡例はなかった)。

なぜ、このようなことを医師たちは行っているのでしょうか?

一つには、病院の経営のために、病院のガイドラインに従っているということが大きな原因です。

さらに、医師たちが、「エビデンスに基づく医療(evidence-based medicine)」から「権威に基づく医療(eminence-based medicine)」へシフトしていることです。

これは、エビデンスレベルが低いかあるいはほとんどエビデンスのない治療をアグレッシブに採用しているということです。

医師たちのテクノクラット化(フェイクサイエンスで支配する)が進んでいるということです。

それは、医師たちが大衆以上にマスコミや御用学者の医学論文にエモーショナルに反応し、冷静なエンビデンスに基づく治療を度外視したからです(BMJ 1999; 319: 1618)。

海外の医師たちの間では、得体の知れない新型コロナルイウスの感染を恐れて、「まずは挿管せよ。そして、患者には近づかずにそのままにしておけ(‘intubation must be prioritized’ or ‘patients should be left quiet’)」という標語があったくらいです(Am J Respir Crit Care Med. 2020; 201: 1299–1300)(Crit. Care 2020; 24: 154)。

この流れで、レムデシベル(remdesivir)アビガン、ロピナビル(lopinavir)・リトナビル(ritonavir)、ハイドロキクロロキンなど、ほとんどエビデンスがない毒性の強い化学合成物質を抗ウイルス薬として適応外で使用しました(過去記事参照)。

 

私から見ると、完全に冷静さを欠いたパニック状態か意図的(合法的?)な殺人です。

医療者は、今こそ原点に回帰しないといけません。

「まずは患者に害を与えることなかれ(First, do not harm!)」

権威筋の研究論文はよく中身を吟味しなければなりません。

そして十分なエビデンスがない場合は、害(医原病)を与えるような治療は慎まなければならないのです(^_−)−☆。

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