『ノルウェーやスウェーデンでマスク着用が強制されない理由』

世界中のほとんどの国で外出時には、マスク着用が義務化(つまり罰則がある)されています。

マクドナルドなどのジャンクフード店でもマスク着用を義務化しています・・・・

さて、そのような中でノルウェーやスウェーデンでは、マスク着用しなくても罰則がありません(日本もなぜかまだ義務化ではありませんが、サイエンスが浸透しない国なので今回の考察外の国です(^_−)−☆)。

今回の新型コロナウイルス感染症は、PCRや抗体検査という不確実な検査でもって、感染者を増加させています。

健康人に検査は行ってはいけないという基本的なリアルサイエンスを無視して、やりまくっているために、「無症状の感染者(保菌者)」というような訳の分からない“概念”(サイエンスではない)を作り出して、枝葉末節の議論に明け暮れています。

感染症だけでなく、あらゆる病態は、臨床症状があるかどうかが最も大切なポイントです。

また今回のフェイクパンデミックで、データとして信用できるのは、過去記事でお伝えした全ての原因による総死亡数のみです。感染者数や感染者死亡数というのは、不正確なデータで信頼できません。

フェイクパンデミックを煽る論文や記事は、この臨床症状や総死亡数を語ることないことに早く気付きましょう(PCR検査や感染者数しか報道しない(^_−)−☆)。

症状を無視して、不確実な検査だけで感染者増加とプロパガンダしても、そのうち大衆や見放された御用学者からも反対の声(微妙に意見を変えてですが(^_−)−☆)があがるでしょう。

さて、ノルウェーの例を挙げると、2020年5月20日の時点では、1週間の感染者数は、人口10万人に対して5人です(NIPH. Situational awareness and forecasting (May 20, 2020). https://www.fhi.no/contentassets/e6b5660fc35740c8bb2a32bfe0cc45d1/vedlegg/nasjonale-rapporter/2020.05.20-corona-report.pdf)。

マスク着用によって、ウイルス感染リスクが低下するという研究は、過去記事のとおり観察研究といってエビデンスが低い(信頼に値しない)ものです(Lancet. 2020 27 June-3 July; 395(10242): 1950–1951)。

仮にウイルス感染リスクが低下したとしましょう。

これらの報告では、6あるいは40%の感染リスクが低下したとしています(medRxiv 2020.https://dx.doi.org/10.1101/2020.04.01.20049528)(Lancet. 2020 27 June-3 July; 395(10242): 1950–1951)。

マスク着用によって40%感染リスクが低下するとしましょう。

仮に、ノルウェーの例(1週間の感染者数は、人口10万人に対して5人)で、20%の人が保菌者とした場合、1週間に1人の感染者を減らす(5人から4人へ)ために、20万人の人がマスクを強制着用しなければなりません。

20万人の人がマスクを強制着用してはじめて、1週間の5人の感染者を4人にすることができるということです。

単なるPCR検査で1人の陽性者(本当は感染性とは関係ない)を減らすために、20万人がマスクの犠牲者になるのです。

ある病気を見つけるのに、検査を20万人の健康人に行ってはじめて1人検査でひっかかるとしましょう。

みなさんが、どこも調子が悪くないのに、もし副作用のある検査を強制させられたらどうでしょうか?

20万人といえば、田舎の中核都市の人口に匹敵しますが、その都市の住人全員に検査して1人に異常が見つかるような非効率な検査に貴重な税金は使えません(しかも検査陽性と病態は関係ない)。

これほど非効率な予防政策はありません。

それでノルウェー政府は、外出時に症状のない人がマスクをすることを奨励しない方針にしているのです。

これがまともな人間の思考です。

これは、マスクがウイルス感染リスクを低下させるという仮定(実際は、マスクはウイルス感染リスクを低減できない)での計算ですので、実際の効果はゼロ(感染者を5人から4人に減らすこともできない)なのは間違いありません。

もちろん、過去記事のように、無症状の人(保菌者)が感染性を持つという“概念”(サイエンスではない)も証明されていないため、健康人にマスクは不要です。

これも先日お伝えした内容ですが、インフルエンザウイルスの感染者で症状がある人がマスクをしても、感染予防にならないことまで報告されているのです。

このように真実が暴露されるにつれ、テクノクラットたちは、慌てて新しいマスク着用の臨床試験をいくつかスタートさせていますが、失敗に終わるでしょう。

ノルウェーやスウェーデンのように、リアルサイエンスに基づいて政策を決定できる国が増えれば、フェイクサイエンスは窮地に立たされることになるでしょう(^_−)−☆。

関連記事

  1. 『携帯やWiFiの電磁場の最終報告』

  2. 『なぜ現代社会のオフィスワークで視力が低下するのか?』

  3. 『顔の歪み(左右非対称)はなぜ起こる?』

  4. 『プーファの濡れ衣を被せられた悪玉コレステロール〜オメガ3神話をやめる…

  5. 『なぜ憲法改正を急ぐのか?〜再検討シリーズ』

  6. 『飽和脂肪酸悪玉説ー再考』

  7. 『プラスチック容器の加熱は禁物』

  8. 『フッ素の害を軽減する方法』