◆TUEETニュースレター◆
『神を超える者たち――グノーシス主義という危険な思想』
るで鏡の中の世界のように、すべてが逆転した思想体系が存在します。創造主は邪悪で、人間こそが神よりも優れている――そんな信じがたい世界観を持つ人々がいます。
彼らは「グノーシス主義者」と呼ばれ、その思想は2000年前から密かに世界を支配し続けてきました。そして驚くべきことに、私たちが崇拝してきた「シェイクスピア」こそが、この危険な思想を英語圏全体に広めるための、壮大な心理兵器だったのです。
創造主よりも優れていると信じる狂気――神を憎む者たち
ベルリン自由大学エジプト学部の研究員ディラン・バーンズ(Dylan Burns)博士は、グノーシス主義の核心を次のように定義します――「神と世界の創造主を何らかの形で区別し、さらに人間を世界の創造主や被造物よりも高い存在として位置づける思想です。人間をある意味で神に近しい存在と見なし、被造物から隔絶された存在と捉えるのです」[1]。
グノーシス主義者は、この世界を創造した神(デミウルゴス、Demiurge<デミアージ>)を邪悪な存在、あるいは愚かな職人とみなします[2]。そして自分たち人間の魂こそが、真の至高神の一部であり、「光の火花」であると信じるのです[3]。

それはまるで、牢獄に閉じ込められた囚人が「自分は看守よりも王族に近い血筋だ」と主張するようなものです。いや、それ以上に倒錯しています。なぜなら彼らは、自分を閉じ込めた看守(創造主)が、わざと自分たちを苦しめるために牢獄(この世界)を作ったと信じているからです。
グノーシス主義の起源と構造――ソフィアの過ち
グノーシス主義は紀元1世紀から2世紀にかけて、地中海世界に広がりました[4]。この時期は興味深いことに・・・・・・・・

















