ポスト総ワクチン接種時代に入っても、貧富の差は一層激しくなっています。
米国では、トップ1%の超富裕層が、全体の富の20%を占めています。
ヨーロッパのスウェーデンでも、トップ1%の超富裕層が、全体の富の9%を占めています。
いままで、この貧富の差は、知能・知性の差によるとされてきました。
しかし、最新の研究では、これを否定する結果が出ています。
トップの富裕層は、それ以下の稼ぎの層の人々と比較して、むしろ知性が低いという事実が明らかにされました(Marc Keuschnigg, Arnout van de Rijt, Thijs Bol, The plateauing of cognitive ability among top earners, European Sociological Review, 2023;, jcac076)。
富裕層は、教育にお金をかけられます。
しかし、この教育とは、現代システムの教育であって、オックスフォード、ケンブリッジ、ハーバードなどの有名大学や大学院に入るだけのものです。
このような、いわゆるエリート教育で実質的学べることは、「人を出し抜く」ことか、「自分の主張を通す」ことくらいでしょう。
欧米では、いくつPhD(日本で言う博士号よりも価値が高い)を持っているかで人を評価するくらいです。
では、富裕層の子どもは、知性が高いからこれらの大学や大学院に入れるのでしょうか?
あるいは、これらの大学に入ったら知性が高くなるのでしょうか?
その答えは「ノー」です。
富裕層の子どもが有名大学に入れるのは、お金以外に「コネ」があるからです。
欧米社会は、日本よりも「コネ」社会です。
「生まれ」がすべてを決めると言っても良いくらいで、「アメリカン・ドリーム」など存在しません。
現代システムはすべて「コネ」で動いているのです。
したがって、そこに知性が発動する場がありません。
今回の研究では、知性が高いと稼ぎが良くなるのは、たかだか年収700万円くらいまでで、それ以降の年収では知性は関係ありません。
つまり、富裕層になるために知性が必須なのではなく、生まれてきたバックグラウンド(閨閥、財閥)や“コネ”が必須なのです。
この現実を見ても、現代社会は、「正しいことは間違い。間違いが正しい」とされ、すべてが“逆さま”になっていることが分かります(糖質制限、プーファ、エストロゲン、セロトニン、二酸化炭素・・・・)。
しかも、人間の知性が限りなく退行しています。
それほど知性の優れていない♨️権力者たちの繰り出す計画は、優れたものになる訳がないのです(^_−)−☆。