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『バーコードのシールにご留意を〜リアルサイエンスシリーズ』

 

最近は、パッケージのない食品にも、バーコードが貼り付けてあります。

 

 

バーコードさえあれば、レジに人は必要ありません。

 

 

あらゆる商品のバーコード化も♨️彼らの長年の努力?(人口削減)の一つの成果です(今後はすべてRFIDに移行する)。

 

 

さて、そのバーコードや値段のシールから、食品にビスフェノールとよばれるエストロゲン作用物質のコンタミが深刻であるという研究論文が発表されました(Food Thermal Labels are a Source of Dietary Exposure to Bisphenol S and Other Color Developers. Environmental Science & Technology, 2023; DOI: 10.1021/acs.est.2c09390)。

 

 

 

直接バーコードが貼ってある食品だけでなく、プラスチックのパッケージに貼り付けてあるバーコードや値段シールから、パッケージを通して食品にも染み出していることが判明しています。

 

 

 

ビスフェノールA  (bisphenol A (BPA))は、エストロゲン作用で、胎児の発達異常、不妊、肥満・糖尿病などのメタボリック・シンドローム、肝臓障害や乳がんを引き起こすことが判明し、いくつかの国では表向きには使用が禁止されています(Risk to all or none? A comparativeanalysis of controversies in the health risk assessment of Bisphenol A. Reprod. Toxicol. 2010;29:132–146)(Consortium-based science: The NIEHS’s multipronged, collaborative approach to assessing the health effects of bisphenol A. Environ. Health Perspect. 2012;120:1640–1644)(Low dose effects of bisphenol A. Endocrine Disruptors. 2013;1:e26490)。

 

 

そのため、ビスフェノールAより耐熱性があって、浸み出しにくいビスフェノールB が開発され、代替としてプラスチック製剤などに広く使用されることになりました(Estrogenic activity of alkylphenols, bisphenol S, and their chlorinated derivatives using a GFP expression system. Environ. Toxicol. Pharmacol. 2005;19:121–130)。

 

 

いわゆる「BPAフリー製品(BPA-free product)」です。

 

今回のバーコードのシールなどから食品に流出していることが確認されたものも、ビスフェノールBです。

 

 

 

滲み出しにくいことが“売り”のはずのビスフェノールBですが、残念ながらそれは真っ赤っ赤(まっかっか)の嘘でした。

 

 

 

すでに米国やアジアでは、人口の81%の尿に検出されています(Bisphenol S in urine from the United States and seven Asian countries: Occurrence and human exposures. Environ. Sci. Technol. 2012;46:6860–6866)。

 

 

ビスフェノールBの作用は、ビスフェノールAとほとんど変わりませんが、より不妊の作用が強いことが報告されています(Bisphenol S in Food Causes Hormonal and Obesogenic Effects Comparable to or Worse than Bisphenol A: A Literature Review. Nutrients. 2020 Feb; 12(2): 532)。動物実験では、ビスフェノールBは、糖のエネルギー代謝の要である甲状腺機能を低下させることが明確に示されています(Short and long-term effects of bisphenol S (BPS) exposure during pregnancy and lactation on plasma lipids, hormones, and behavior in rats. Environ Pollut. 2019 Jul;250:312-322)。

 

バーコードは、♨️彼らにとって“一粒で二度美味しい”ツールなのです。

 

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