『「グリホサート擁護論」を斬る〜リアルサイエンスシリーズ』

 

グリホサートおよびその塩類は、1970 年代から販売が開始され、世界中で最も使用されている除草剤です。約750種類のグリホサート含有農薬が販売されています。

 

日本国内ではグリホサートは、一般的なホームセンター等で容易に入手可能です。農業分野、公園や道路などの公共の場、家の庭といった一般生活環境下で広く使用され、すでに私たちの体内に蓄積しています。

 

2015年には、世界保健機関(WHO)の外部機関である国際がん研究機関(IARC)がグリホサートをグループ2Aの「ヒトに対しておそらく発がん性がある」に分類しています。

 

それにも関わらず、♨️太鼓持ちたちは、グリホサートを必死に擁護しています。

 

 

擁護論を展開しないと、世界中で支払い不能の補償問題に発展するからです。

 

 

さて、よくあるグリホサート擁護論は、「1日許容量(確固たるエビデンスはない)範囲内の摂取では、問題が起こらない」とするものです。

 

しかし、動物実験では、グリホサートは1日許容量範囲内の投与でも生殖機能を低下(テストステロンの低下)が報告されています(Perinatal Exposure to Glyphosate and a Glyphosate-Based Herbicide Affect Spermatogenesis in Mice. Toxicological sciences: an official journal of the Society of Toxicology. 2019 May 1;169(1):260 – 71)。

 

妊婦がグリホサートに暴露した場合の悪影響の懸念があります。動物実験では、基礎医学でもお伝えしたように、生まれてきた子供の異常(低出生胎児、奇形など)が報告されています(Maternal glyphosate exposure causes autism-like behaviors in offspring through increased expression of soluble epoxide hydrolase. Proc Natl Acad Sci USA. 2020 May;26(21):11753–9. 117)。

 

そして、暴露した親に異常が出なくても、子供や孫世代の多臓器に異常が出ることが実験的に確認されています(Transgenerational epigenetic effects of the endocrine disruptor vinclozolin on pregnancies and female adult onset disease. Reproduction. 2008 May;135(5):713–21)(Atrazine induced epigenetic transgenerational inheritance of disease, lean phenotype and sperm epimutation pathology biomarkers. PLoS ONE. 2017;12(9):e0184306)。

 

これはグリホサートのある作用が、遺伝子のスイッチのオン/オフ(次世代に受け継がれる)を変えてしまうからです。

 

したがって、「1日許容量の摂取では何ら問題がない」などとは間違っても軽々しく言えないはずです。

 

また「動物実験とヒトとの結果が違う」という権力者の太鼓持ち迷言もよく見られる“言い逃れ”です。

 

ヒトの妊婦がグリホサートに暴露すると、流産、早産、あるいは子供の自閉症のリスクが高まることがすでに報告されています(An exploratory analysis of the effect of pesticide exposure on the risk of spontaneous abortion in an Ontario farm population. Environmental health perspectives. 2001 Aug;109(8):851–7)(Urinary glyphosate concentration in pregnant women in relation to length of gestation. Environ Res. 2022 Jan;203:111811)(Prenatal and infant exposure to ambient pesticides and autism spectrum disorder in children: population based case-control study. Bmj. 2019 Mar 20;364:l962)。

 

最新のグリホサートのヒトの妊婦への暴露研究でも、グリホサート暴露量が増加するほど、子供の成長障害のリスクが高まることが示されています(Glyphosate exposure in early pregnancy and reduced fetal growth: a prospective observational study of high-risk pregnancies. Environmental Health (2022) 21:95)。

 


グリホサートは糖のエネルギー代謝を低下させるので、いくら擁護論を展開して洗脳しようとも、長期的にはありとあらゆる病態を引き起こすのは自明の理なのです(^_−)−☆。

関連記事

  1. 『遺伝子ワクチン副作用の実際の過少申告〜俯瞰シリーズ』

  2. 『運動が骨を強くする仕組み』

  3. 『中国にいっぱい食わされた新型コロナ騒動』

  4. 『“狼が出たー”というフェイクオペレーション』

  5. ◆パレオ協会Q&A◆ 『糖の代替:エリスリトールについて』…

  6. 『インフレパンデミック:植物食・昆虫食・培養食への誘導〜俯瞰シリーズ』…

  7. 『ダイエットが成功しない理由〜リアルサイエンスシリーズ』

  8. 『5-11歳の子供への遺伝子ワクチン:1人救うのに117人の命が失われ…