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『マスク装着によるマイクロ、ナノプラスチック吸入〜再考シリーズ』

 

マスク強制を事実上の強制となったのはこの1年のことですが、もうすっかり大衆に定着したようです。

マスクをしていない人に嫌悪感を露わにする大衆たちは、ウイルスやバクテリアではなく、ヒトそのものが「病原体」だと危険視しているということを再認識した方が良いでしょう。

 

さて、みなさんは、使い捨ての化繊のマスクを使用されているでしょうか?

化繊のマスクには、無数のマイクロ&ナノ粒子のプラスチック(polypropylene)の破片があります(Fibre release from filtering facepiece respirators. Ann. Occup. Hyg. 1986;30:131–133. doi: 10.1093/annhyg/30.1.131)。

 

これらは製造過程で形成されたものやあるいは減菌やパッケージの段階で付着すると考えられています。

 

過去記事でもお伝えしたように、これらのマイクロ&ナノプラスチックをマスクから吸引することで、気道や肺に炎症を引き起こし、感染症と呼ばれる病態を引き起こします(An imperative need for research on the role of environmental factors in transmission of novel coronavirus (COVID-19). Environ. Sci. Technol. 2020;54:3730–3732)(Airborne microplastics: consequences to human health? Environ. Pollut. 2018;234:115–126)。

 

これらの吸入された後に血液に入ったマイクロ&ナノプラスチックは、各臓器の細胞に取り込まれ、活性酸素種やアルデヒド(過酸化脂質)の発生、炎症や小胞体ストレス(プリオン病、アルツハイマーや糖尿病などの原因)を与えます(Impact of Microplastics and Nanoplastics on Human Health. Nanomaterials (Basel). 2021 Feb; 11(2): 496)(Micro- and nanoplastic induced cellular toxicity in mammals: A review. Sci Total Environ. 2021 Feb 10;755(Pt 2):142518)。

 

ショウジョウバエの実験では、マイクロプラスチックに暴露した影響は子孫まで影響を及ぼすことも確かめられています(Transgenerational effects on development following microplastic exposure in Drosophila melanogaster. PeerJ. 2021; 9: e11369)。

 

これらの化繊のマスクの付着する無数のマイクロ&ナノプラスチックに関する規制や製造基準というものが存在していません。これはマスク生産を一手に担う中国だけでなく、米国、EUやISOなどにも品質管理基準がありません(Need for assessing the inhalation of micro(nano)plastic debris shed from masks, respirators, and home-made face coverings during the COVID-19 pandemic. Environ Pollut. 2021 Jan 1; 268: 115728)。

 

今回のロックダウン政策の一環であるマスク強制に使用されてきた化繊のマスクの品質は極めて杜撰そのものであるということです。

 

マスクは低酸素以外にも、このような有害事象を引き起こす問題を抱えていることを再認識しておきましょう(^_−)−☆。

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