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『リスクとベネフィットを測りにかけられるか?』

 

ノルウェーは、アストラゼネカーオックスフォードの遺伝子ワクチンおよびジョンソン&ジョンソンの遺伝子ワクチン(いずれもアデノウイルスに人工DNAを挿入したものを使用)の使用を重篤な血栓症の副作用のためサスペンドしています。

 

ノルウェー政府当局(the Norwegian Institute of Public Health)は、

・ノルウェーでは、新型コロナウイルス感染による死亡はほとんどない
・ノルウェーでは、新型コロナウイルス感染よりアストラゼネカーオックスフォード遺伝子ワクチンによる死亡率が高い(特に若い世代)

と発表しています(『Norwegian Institute of Public Health’s recommendation about AstraZeneca vaccine』 Norwegian Institute of Public Health, 15.04.2021)。

 

米国では、ジョンソン&ジョンソンの遺伝子ワクチン接種後に6名の女性に脳の血栓症(cerebral venous sinus thrombosis)が認められています。いずれも18~48歳の若年者です。

 

このうち1人の18歳の女性は、3回の脳の手術を受けたことが報告されています(『Clark County teen has 3 brain surgeries after J&J vaccine shot』 Las Vegas Review, April 19, 2021)。

若年者に被害を出しているのは、アストラゼネカーオックスフォードおよびジョンソン&ジョンソンの遺伝子ワクチンだけではありません。

 

イスラエルでもこれまでファイザーの遺伝子ワクチン接種数日後に、62名の心筋炎(心臓の筋肉の炎症)の発症が30歳以下の若い年代に発生していることが確かめられています。

そのうち、22 歳の女性と35歳の男性は死亡したと伝えられています(『Israel said probing link between Pfizer shot and heart problem in men under 30』The Times of Israel , 23 April 2021)。

 

イスラエル当局によると、2万人に1人の発症頻度ということですが、健康な若年者が新型コロナウイルスに感染して入院するような心筋炎や死亡に至ることはありません。

 

このように新型コロナに感染する確率が低く、かつ重症化や死亡がない若年者が、遺伝子ワクチンを接種すると短期的に重症化や死亡に至ることが人体実験で明らかになっているという事実が浮かび上がってきました。

勘違いしてはいけない重要な点は、これはあくまでも表面化した“短期的”な副作用です。

 

私たちが最も知りたい長期的な副作用については、何もデータがないのです。

 

しかし、米国疾病予防センター(CDC)の諮問委員会は、若年者への制限もなしに、ジョンソン&ジョンソンの遺伝子ワクチンの再開を推奨する決定をしています(『U.S. panel recommends lifting pause on J&J’s COVID-19 vaccine』 Reuters, April 24, 2021)。

 

通常、このCDCのワクチン諮問委員会の決定を受けて、米国当局(FDA, CDC)はワクチン行政を決定するので、米国ではまもなくジョンソン&ジョンソンの遺伝子ワクチンが再開されるでしょう。

 

冒頭のノルウェー政府の見解のとおり、特に若年者には遺伝子ワクチンは、感染症をそのものよりも危険であることは明確です。

 

ワクチンを受ける場合も、そのリスクとベネフィットをしっかりと検討できるだけの余力があればと願うばかりです(^_−)−☆。

 

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