みなさんは、アンチエイジングのために何か普段から気をつけていることがあるでしょうか?
私は長生きしたいとは思いませんが、ポックリ命が途絶えるまで、動ける心身の状態ではありたいと思います。
さて、現代医学は、いまだに遺伝子決定論のパラダイムの中でうごめいています(時代遅れもいいところです(^_−)−☆)。
糖のエネルギー代謝が私たちの心身の状態を決定しているのですが、現代医学にでさえミトコンドリアの機能が決定するという研究が散見できます。
本当は、「糖のエネルギー代謝=ミトコンドリアの機能」なのですが、ショ糖や果糖(フルクトース)を貶めてきた歴史があるため、現代医学ではここまでしか言えないのです。
さて、現代医学でさえ指摘しているそのミトコンドリアの機能。
ミトコンドリアの機能がアンチエイジングに必須であることは、指摘していますが・・・・・
やはり、現代医学ではミトコンドリアの機能低下は、ミトコンドリアの遺伝子変異によるという、またもや「遺伝子決定論」にがんじがらめになっていました。
しかし・・・・・
最新の日本の研究では、ミトコンドリアの機能は、遺伝子の変異ではなく、環境因子によるものであることが発表されています(Sci Rep. 2019 Nov 5;9(1):16054)(Sci Rep. 2015 May 22;5:10434)。
加齢による病変も、環境因子によるミトコンドリアの機能低下が原因であることが証明されています。
この研究では、タウリン、グリシンを合成して緊急時のエネルギーや遺伝子の構成要素にするミトコンドリアの酵素が機能低下を起こすことで、加齢現象が起こることが示されています。
拙著『自然治癒はハチミツから』に詳述した、「ワンカーボン回路」という緊急時のフルクトースの代謝経路です(^_−)−☆。
この研究では、糖のエネルギー代謝=ミトコンドリアのエネルギー代謝が低下している細胞に、グリシンを追加すると、完全にエネルギー代謝が復活したことも伝えています。
グリシンはコラーゲンの主成分です。
つまり、グリシンやコラーゲンは、糖のエネルギー代謝を改善して、著明なアンチエイジング作用を示すということです。
食事内容(環境因子)を見直すことでも、十分に心身を作り変えていくことができるのです。
私たちの心身は決して生まれつきではないのです。