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「共和党も民主党も、同じ寡頭勢力のコマ」

「共和党も民主党も、同じ寡頭勢力のコマ」
――選挙で顔が変わっても、戦争と監視が続く理由――

2026年11月3日の米中間選挙では、民主党が上下両院の多数を獲得しました。翌日、フロリダ州知事のロン・デサンティス(Ron DeSantis)は、共和党の敗北を「絶滅級の出来事に近い」と表現し、その影響が次の2年間を越えて長く続くと語りました。2027年1月から始まる新議会では、民主党が多数派として議事を進めることになります。

これをアメリカには民主主義が健全に残っていると考えるのは早計です(ちなみに米国は、国民が代表者を選び、その代表者が憲法で定められた権限に従って政治を動かす代議制共和政)。

今回は、明確に「反トランプ」というだけで、民主党に期待があるわけではありません。

2024年の選挙で共和党が勝利し、2025年にドナルド・トランプ(Donald Trump)の第2期政権が始まったとき、支持者が期待したのは、日々の生活を変える結果でした。

権力者の責任追及。海外の戦争の終結。国内産業の復活。安いエネルギー。国の借金の抑制。食品や医薬品をめぐる企業と政府の関係の見直し。「アメリカファースト」という言葉には、給料で家族を養い、将来に見通しを持てる暮らしへの期待が込められていました。

しかし、この2年間で彼がやったことは、

– ディープステートの逮捕はなし。ファウチ博士は、スポットライトとカメラの前でいくつかの質問を受けただけで、そのまま帰されてしまった。コミーや他のディープステートの手先たちも同様だった。

– エプスタインの逮捕はなし。トランプは、エプスタインの国際的な小児性愛者ネットワークをまだ気にかけている者は誰でも「民主党のデマ」の一員であり、彼らの支持など必要としないし、望んでもいないと述べた。

– 「ドリル・ベイビー・ドリル」も実現しなかった。ガソリン価格は下がらなかった。実際、トランプがまたしても中東戦争に巻き込まれるのを我慢できなかったせいで、価格は大幅に跳ね上がった。

– 産業をアメリカに呼び戻すこともなかった。アメリカの産業基盤への実質的な新規投資といえば、誰も欲しがらないAIデータセンターだけだった。あの空っぽの繊維工場、機械工場、金型工場は?それらは、解雇された従業員や、かつてその存在によって支えられていた小さな町たちと共に、今もなお放置されたままである。

– 「黄金時代」などなかった。

– 数百万人の不法移民に対する「大規模な強制送還」などなかった(米国籍の元陸軍兵士ジョージ・レテス(George Retes)は、移民取締りで拘束され、家族への連絡も弁護士への接触も認められず、収容施設に3日間閉じ込められたと証言。次の政権にも引き継がれる収容設備と警備体制です。「移民対策」を名目に整えられたこの施設群が、政府に反対する米国民を閉じ込める政治弾圧の拠点になる。)。

– 海外での戦争の終結などなかった(実際、新たなイラン戦争が開始され、女児を含めた民間人の大量殺害を行なった)。

–ロシアに対する、とてつもなく愚かな代理戦争(ウクライナ)への資金提供は終わらなかった。

– 国家債務の削減などなかった。 実際、トランプは他のどの大統領よりも飛躍的に債務を増やした。

– 電力網の強化も、老朽化した米国のインフラの改善もなかった。トランプは最初の任期中に、米国の電力網が脆弱で危険にさらされており、大幅なアップグレードが必要であると宣言する大統領令を発令した。それゆえ、2期目には電力網の強化に取り組み、その過程で数百万の雇用を創出できたはずだと誰もが思うだろう。しかし、それは実現しなかった。

– 「アメリカを再び健康に(MAHA)」の実現もなかった。mRNAワクチンが全面的に受け入れられ、食品への毒物混入という法的責任から大手農業企業(ビッグ・アグ)が保護された結果、MAHAは空虚なスローガンに終わった。一方、製薬大手(ビッグ・ファーマ)を監視する役割を担う連邦機関は、mRNA方式の新型コロナウイルスワクチンやインフルエンザワクチンに全力を注いだ。除草剤のグリホサートを保護した。

重要な課題への取り組みの代わりに、トランプから得たのは、執拗なAIによる下品な中傷の連続、自らをイエス・キリストになぞらえる言動、そして国をさらに分断する行為ばかりだった。これらはすべて、この国を牛耳るグローバリストの小児性愛者たちに対する憎しみよりも、私たち同士が互いを憎み合うように仕向けるために仕組まれたものだった。

トランプが米国内でデータセンターを乱立したのも、トランプ自身がテック株を大量に保有しているからです。

イラン戦争で2025年末にトランプが持っていた石油・ガス株の価値は、年初から約43%上昇しています(親族企業に軍需製品を発注)。

トランプの純資産額は、報告されているだけでも2026年9月の純資産約1兆500億円(2024年当選時からの増加約4,050億円)と膨らんでいます。

まさにトランプがこの2年間で行なったことは、「アメリカ・ファースト」ではなく、「トランプ・ファースト」でした。

米国の国民はこれに怒りを覚えているのです。

トランプは中間選挙で大敗するのは折り込み済みです。

なぜなら、あと2年間の政権運営で、民主党に責任転嫁できるからです。

民主党は民主党で、政権をとってもトランプのせいにするでしょう。

権力構造の最上層では、同じ人々が実権を握っています。彼らはただ、2年から4年ごとに席を入れ替えているだけです(日本も与党・野党どちらも同じ勢力に乗っ取られている)。

今回、中間選挙でトランプが負けるのは、国民のガス抜きです。

重要な課題への取り組みの代わりに、トランプから得たのは、執拗なAIによる下品な中傷の連続、自らをイエス・キリストになぞらえる言動、そして国をさらに分断する行為ばかりだった。これらはすべて、この国を牛耳るグローバリストの小児⚫️⚫️者たちに対する憎しみよりも、私たち同士が互いを憎み合うように仕向けるために仕組まれたものでした。

トランプは民主党と取引を行うでしょう。

民主党は彼を弾劾しないことに同意するでしょう。彼らは調査聴聞会を開き、弾劾しようとしているように見せかけるでしょうが、実際には弾劾には至りません。

民主党はまた、トランプの破滅的なイラン戦争への資金提供を、少なくとも今年末までは、必要であれば来年も相当な期間にわたって継続することに同意するでしょう。

その見返りとして、トランプは民主党の「目玉政策」のいくつかを可決するために協力することに同意するでしょう。

トランプの忠誠の対象はアメリカ国民ではありません。かつて一度もそうだったことはない。彼の忠誠は、海外の資金提供者や億万長者のビジネスパートナーに向けられています。

トランプは悲惨な結果を民主党のせいにでき、民主党はそれをトランプのせいにする。悪者たちにとってはウィンウィンだ。ちなみに、悪者とは彼ら全員のことです。

「政治家は去り、また現れる。抑圧の機構は残る」

 

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