Book

『自閉症とプーファ〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

自閉症が国際的な診断分類に含まれるようになって以降、1990年代後半から2000年代初頭にかけての有病率が劇的に増加しています(The global prevalence of autism spectrum disorder: A three-level meta-analysis. Front Psychiatry. 2023; 14: 1071181.)。

 

 

さらに、2000年以降も増加し続けていて、2018年の調査では、たった8年で243%もの増加が報告されています(Prevalence and characteristics of autism spectrum disorder among children aged 8 years — autism and developmental disabilities monitoring network, 11 sites, United States, 2018. MMWR Surveill Summ. (2021) 70:1–16.)。

 

 

 

ガンや自己免疫疾患などと同じく、自閉症も「現代病」と呼ぶにふさわしいものです。

 

 

 

 

最新の研究で、新生児の臍帯血のプーファ(プーファの代謝産物)の濃度とその後の自閉症の発症に強い関係が認められることが報告されました(Arachidonic acid-derived dihydroxy fatty acids in neonatal cord blood relate symptoms of autism spectrum disorders and social adaptive functioning: Hamamatsu Birth Cohort for Mothers and Children (HBC Study). Psychiatry Clin Neurosci. 2024 Jul 23. doi: 10.1111/pcn.13710.)。

 

 

このヒトの結果は、マウスの自閉症モデルの動物実験でも同様でした。

 

 

 

これらの研究の結果は、母親が食べてきたものが胎児に強い影響を与えていることを示す典型例です。

 

 

母親がこの研究で示されたようなプーファ(植物油脂、葉野菜類に含まれるアラキドン酸)を慢性的に摂取していると、子供が自閉症になるリスクが高まるのはなぜでしょうか?

 

 

 

それはプーファ(それ自体およびその代謝産物や過酸化脂質)は、子供の脳などの重要器官の発達を止める作用があるからです。

 

 

近年では、食品や飲料水のみならず、大気も含めて環境汚染が深刻化しています。

 

 

 

現代社会に生きる私たちは、自分が気づかないうちに複数の毒性物質に慢性的に暴露しています。

 

 

 

それでも、やはり毎日食べているものに含まれる毒物の蓄積は、私たちの体力・免疫力の低下や老化の促進の主因となっています。

 

 

 

今回の研究が示すように、その悪影響は母体から胎児へと次世代にまで引き継がれます。

 

 

あらゆる環境が悪化している現代においても、やはり「プーファ・フリー」は、私たちの基本的なサバイバル戦略となります😃。

 

今日も1日「プーファ・フリー」でご自分の心身をいたわってあげましょう(^_−)−☆。

関連記事

  1. ◆TUEET(エーテルエネルギー学会) ニュースレター ◆  『骨と水…

  2. 『2020年は人類史の最後の始まり』

  3. 『新型コロナ感染が原因で死亡者数が増加しているのか』

  4. 『「No Pain, No Gain」は本当か?』

  5. 『第三の目が開く状態とは?』

  6. 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と鉄』

  7. 『イソジン消毒は感染症に致命傷である理由』

  8. 『日本のCT検査被ばく量は世界トップ!』