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『自己増殖型レプリコンワクチンについて〜リアルサイエンスシリーズ』

 

パレオ協会の会員さまから以下のご質問がございましたので、ここで回答をシェアしたいと思います。

 

ワクチン関連の話なので、この記事はみなさんの目にとまらないように操作されるでしょう。

それでは、早速ご質問内容を転載いたします。

 

(転載開始)
いつもありがとうございます。

日本での承認がおりた自己増殖型ワクチン レプリコン?についての先生の見解をお聞かせください。

どちらかに記載があり見落としていましたら申し訳ありません。

私の探し出せた情報がどこまでが真実か?わかりかねますが、よりシェディングの影響を受けやすくなるのでは?と考えます。

代謝を健全にしていく事を心がけてはいて、少しずつ対応できてきてはいますが
この自己増殖型の承認のおりた日本は、さらにシェディングは厳しくなるように感じます。

(転載終了)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)変異株に対する次世代mRNAと呼ばれるレプリコンワクチン(VLPCOV-01,02)が、VLPTジャパン(VLP Therapeutics Japan)という会社で開発されています。

 

従来はスパイク蛋白のmRNAだけを脂質ナノ粒子に包んでいたました。

 

この次世代遺伝子ワクチンはでは、スパイク蛋白に加えてそれを複製するmRNAを導入しています。

 

 

このことによって、スパイク蛋白が自己増殖して数が増えていくということになります。

 

 

もちろん、従来型の遺伝子ワクチンも、私たちの細胞の核の遺伝子に忍び込んで、自己増殖しますが、次世代の遺伝子ワクチンはさらに自己増殖する能力が高いものと考えて頂ければ良いでしょう。

 

 

実際にレプリコン遺伝子ワクチンは、コミナティ(ファイザー製mRNAワクチン)と比較して、同程度の安全性(副反応)と、10~100分の1の用量で同程度以上の抗体価と持続性があることが、少数の集団での臨床試験で示されています(Safety and immunogenicity of VLPCOV-02, a SARS-CoV-2 self-amplifying RNA vaccine with a modified base, 5-methylcytosine. iScience. 2024 Feb 16; 27(2): 108964)。

 

つまり、少量の接種で十分な抗体が誘導されるというのが「売り」です。

 

 

したがって、接種者からのシェディングは、より強くなるでしょう。

 

 

ただし、このレプリコンワクチンは、まだ臨床試験のI/II相の段階であることを忘れてはいけません。

 

臨床試験のエビデンスとして施行しなければならない二重盲検ランダム化比較試験(RCT、第III相)の結果が全てです。

 

 

従来の新型コロナ遺伝子ワクチンでは、この二重盲検ランダム化比較試験(RCT、第III相)を完遂していないことは、過去記事でお伝えしました。

 

さて、今回のレプリコンワクチンでも二重盲検ランダム化比較試験を完遂できるでしょうか?

 

そもそもその実験台になるべく手を挙げる人がいるのでしょうか?

 

これが正式に認証されるプロセスを追っていきましょう。

 

そのプロセスを見れば、現代医学がサイエンスかあるいは宗教(信念、感情、欲望)なのかが分かるはずです(^_−)−☆。

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