『トランプがまたTACOったか?』
東部標準時午後8時という、ドナルド・トランプ氏がイランに自身の要求への屈服を求めた期限の1時間前となる午後7時頃、トランプ氏はイランの要求の大部分を受け入れたようです。TACOは、TACO = “Trump Always Chickens Out”の略で、「強く出たのに最後は引く」という意味で、トランプの大ボラのことを指します。
トランプ大統領は、イランが米国に送った10項目の和平計画について、「交渉の土台として実行可能なもの」だと述べた。その前日、イランは米国側交渉団が提示した15項目の提案を拒否しており、トランプ氏も以前にイランの10項目計画を一蹴していました。
「過去に対立していたほぼすべての項目について、米国とイランの間で合意が成立しているが、2週間の期間を設けることで、合意を最終化し、成立させることができるだろう」と、トランプ氏はTruth Socialへの投稿で記した。
イランが米国に送った10項目の和平計画は以下のような内容です。
・イランが二度と攻撃されないという保証
・単なる停戦ではなく、戦争の恒久的な終結
・レバノンおよびイランの同盟国に対するイスラエルの空爆の停止
・イランに対する米国の制裁の全面解除
・イランによるホルムズ海峡の再開への同意
・ホルムズ海峡を通過する船舶1隻につき200万ドルの通行料の導入
・通行料による収益をオマーンと分配すること
・資金を戦争で被害を受けたインフラの再建に充てること
・ホルムズ海峡を通過するための安全な航行手順の確立
・地域における敵対行為を終わらせるためのより広範な枠組み
これらのイラン側の要求は、イランが今後米国からのいかなる侵略の脅威にもさらされないというものであり、これは米国が中東にある基地のすべて、あるいは大部分を放棄することを意味します。
また、イランはホルムズ海峡を開放し続ける限り、同海峡の管理権を与えられることになります。
さらに、イランはウラン濃縮を継続することが認められます。イランに対するすべての経済制裁が解除されます。イランに対する国連安全保障理事会の決議はすべて撤回されます。
そして、過去38日間にイランで破壊されたものに対する賠償金はどこからか支払われなければなりません。おそらく日本の納税者に負担させるでしょう。
専門家たちは、トランプとイスラエルは、これらのイラン側の条件は到底飲めないはずなので、地上戦に入ると予想していました。その予測を裏切ったものの、おそらくサウジアラビア、UAE、クウェートなどトランプのAIデータセンター(全米各地に建設)に巨額の投資を行っている湾岸諸国からの苦情を懐柔するための一時的な見せかけの停戦に見えます。

トランプとイスラエルはこの停戦を利用して再武装し、体制を立て直し、次の戦いに備えるでしょう。明日か明後日に目が覚めたら、合意を完全に無視(西洋諸国の常套手段)し、トランプ氏がイラン領内に部隊を上陸させている、という可能性もあります。私の予想が外れることを祈っています。

















