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『なぜ油は固まるのか?〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

唐揚げなどで使用する油(植物油脂というプーファ)を放置しておくと次第に液体から固まりになります。

 

みなさんも、料理をする人であればご経験があると思います。

 

 

 

なぜ液体の油が固まっていくのでしょうか?

 

 

それは、液体の油である多価不飽和脂肪酸(PUFA, プーファ)という油の性質が原因です。

 

 

 

揚げ物や炒め物で使用されるプーファと呼ばれる脂肪は、容易に酸化します。

 

酸化とは、簡単に言うと「腐る」ということです。

 

 

 

プーファが空気と反応すると、酸化過程が進みます。

 

 

 

このときに、アクロレインやクロトンアルデヒドなどと呼ばれる「過酸化脂質(アルデヒドと略称)」が大量に発生します。

 

 

 

この過酸化脂質は、周囲の物質(タンパク質など)をお互いに強く結合する架け橋の役割をします(これを専門用語で「架橋(cross-link)」といいます)。

 

 

 

この架橋の作用で、液体状の油が固形上に硬くなっていくのです(Reactive secondary sequence oxidative pathology polymer model and antioxidant tests. Int Res J Pure Appl Chem. 2012;2:247–285.)(Micromechanics/Electron Interactions for Advanced Biomedical Research. Saarbrücken: LAP LAMBERT Academic Publishing Gmbh & Co. KG.; 2011. Chapter 16 Free Radical Reactive Secondary Sequence Lipid Chain-Lengthening Pathologies; pp. 233–287.)。

 

 

実は、現代人の体内には、この酸化しやすいプーファが大量に蓄積しています(Increase in Adipose Tissue Linoleic Acid of US Adults in the Last Half Century. Adv Nutr. 2015 Nov; 6(6): 660–664.)。

 

 

プーファを含む食事を摂取するほど、体内にその酸化しやすい油が蓄積していきます。

 

 

 

私たちの体内で同じ反応が起きていたらどうなるでしょうか?

 

 

 

私たちの体内に蓄積したプーファも容易に酸化されて日々大量の過酸化脂質を発生させています。

 

 

 

糖尿病やガンなどの病態だけでなく、皮膚のシワや体の硬さなど、あらゆる老化現象もこの過酸化脂質が組織を固まらせることで発生しています。

現在、拙著『プーファフリーであなたはよみがえる』および『オメガ3神話の真実』をもっと分かりやすく説明した図解本を執筆しています。楽しみにお待ちいただければ幸いです(^_−)−☆。

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