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『巷の“幹細胞治療”が危険な理由〜リアルサイエンスシリーズ』

 

幹細胞治療は、失われた細胞を補充する夢の治療として喧伝されてきました。

 

この喧伝を後押ししたのは、山中氏のiPS細胞(人工的に作成した幹細胞)でした。

 

私は当初から、この技術はジャンクであり、制御不能で危険なもの(ガンの発生など)になると基礎医学等でお伝えしてきました。

 

この幹細胞治療の根本的な問題は脇においても、近年幹細胞治療において重大な問題が報告されるようになっています。

 

 

先日、東京のクリニックで、更年期障害や卵巣の機能低下に伴う症状の改善を目的に、自由診療でロート製薬製造の「脂肪由来の間葉系幹細胞」が点滴で投与された複数の人に視力障害が出たことがニュースとなりました(『再生医療後に一時視力障害 ロート製造細胞、注意喚起』KYODO, 6/1(土))。

 

これは、自分の脂肪細胞から幹細胞を摂取し、それを培養、凍結保存したあとに、それらを注射するものです。

自由診療のクリニックで、1回の投与で平均200万円~300万円台と非常に高額な施術です(富裕層がターゲットです(^_−)−☆)。

 

特定認定再生医療等委員会(再生医療に知見を有する医師や法律の専門家らで構成)の見解では、幹細胞の凍結に使用された「ジメチルスルホキシド(DMSO(ディムソー))」による視力障害と推定されています(『【全国紙とテレビが報じなかった話】ロート製薬が製造した「幹細胞」で「両目の視力が一時なくなる」副作用…厚労省はなぜ動かないのか』現代ビジネス、7/17(水))。

 

 

「ジメチルスルホキシド(DMSO(ディムソー))」は、幹細胞治療では広く使用されている毒性物質ですが、その他にも水に溶けない薬剤を人体に吸収させるために溶媒として使用されています。

コカインなどの娯楽用薬物を使用する人々が、それをより早く体内に取り込むためにも使用されています(効果が倍増する)。

 

この物質は、ミトコンドリア障害を引き起こし、視力障害だけでなく、全身に悪影響を及ぼします。エストロゲン作用もあるため、不妊や胎児成長障害などその毒性が広範囲に及びます(Unexpected low-dose toxicity of the universal solvent DMSO. FASEB
. 2014 Mar;28(3):1317-30.)(The cytotoxic effects of dimethyl sulfoxide in mouse preimplantation embryos: a mechanistic study. Theranostics. 2017; 7(19): 4735–4752.)(Dimethyl Sulfoxide (DMSO) Produces Widespread Apoptosis in the Developing Central Nervous System. Neurobiol Dis. 2009 Apr; 34(1): 1–10.)。

 

 

ジメチルスルホキシド(DMSO)は、元々、製紙(パルプ)業界の製造過程で排出される有毒な廃棄物質です。

 

この業界は、毒性廃棄物を排出するために多額の費用を支払うのではなく、それを公衆に売り戻すことで多額の利益を上げることを選びました。

業界は一堂に会し、「科学者」や「医師」を雇い、処分しなければならない液体廃棄物を調査し、それを健康トニックとして公衆に売る方法を見つけました。

 

これは、カバールが支配するデュポンなどの産業界が排出するフッ化物副産物、ヨウ素化塩副産物、亜鉛副産物を「健康に良い」と喧伝して売り込む同じ常套手段です。

 

幹細胞治療と呼ばれるものの、極めて人工加工の不自然なものであり、原理的にもエビデンスに足るものにはなり得ません。

 

それにしても雇われ医師や専門家には、カバールに自分も粛清される大衆であることを気づくだけの最低限の知性だけでも持ってもらいたいものです😃。

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