インターネットでのSNS空間では、「エコーチェンバー」という現象が話題になっているようです。
ほとんどが♨️権力者の手にかかっている、あるいは♨️彼らが作り上げたインフルエンサーを中心した洗脳集団(ナイーヴな大衆を誤誘導する)になっているようです(残念ながら、医学の世界でもこの役割に担っている医師や教授が多数存在している)。
まだ♨️権力者の息がかかっていないインフルエンサーでも、♨️彼らと同じ資質(操作・支配型)が認められます。
インフルエンサーなるものが拡散しているのは、彼らの単なる「信念」です。
あらゆる信念は、自然の法則、事実、エビデンス、叡智の反対に位置(正確には敵である)するものです(拙著『エーテル医学への招待』参照)。
この話題について、特集の記事がありましたので、掲載いたします。
(掲載開始)
[情報偏食]第4部 混沌もたらす者たち<2>(9月19日読売オンライン)
ネット空間の問題の一つ「エコーチェンバー」。SNSで自分と似たような関心を持つ人々とつながる結果、同じ考えばかりが目に入り、思考が極端化していく現象だ。
山梨県のIT業の男性(33)はまさにその渦中にいた。きっかけは昨年12月。ある団体の不正疑惑をX(旧ツイッター)で目にしたことだ。
「鬼の首を取ったような気持ちだった」。元々、その団体の代表が自分の好きなキャラクターを批判したことに不満を抱いていた。気分が高揚した。
疑惑を指摘したのは、20万人のフォロワーを持つインフルエンサー。ユーチューブで、小気味よく問題点を列挙していく投稿動画にのめり込んでいった。
閲覧履歴をもとに「おすすめ」と表示される動画のリストに、団体の活動を問題視するものが増えた。食事中も洗濯をしているときもスマホを手放せない。動画を見ることが生活の一部になった。
自らSNSで団体を攻撃する投稿を始めるまで、2週間もかからなかった。
<認知に異常がある><本気で言っているなら、はやく病院へ行くべきだ>
団体の支援者らを強い言葉で攻めた。すると、あのインフルエンサーの「信奉者」から次々とフォローされた。一体感を覚えた。
相手も黙っていたわけではない。「こちらがコメントすると、10倍になって返ってくることもあった」。画面の向こうの相手に怒りが募り、反論してくるコメントには低評価を連発した。
目が覚めたのは2か月後だ。かつて働いていた職業を巡る話題で、インフルエンサーが的外れな批判をしていると感じ、信用できなくなった。自分も真偽不明の情報をもとに、批判していたのではないか――。そう考え直した。
「普段なら気にならない意見にもムキになり、どんどん偏っていった。異常だった」
近年の海外の研究によると、強いエコーチェンバーに陥った集団は、対立する考えに触れても自らの意見が修正されることはなく、むしろ攻撃的になるという。最終的には対話する意思も失い、暴力の代わりに容赦のない言葉を浴びせるようになる。
<うるせーな><早く死ね!>
東日本に住む60歳代の男性は数年前、Xで毎晩のようにそんな発言を繰り返していた。矛先は政治的な主張が異なるグループ。「相手の存在を否定するしかなくなった」と振り返る。
その頃、ネット上では在日外国人へのヘイトスピーチを巡る問題が盛んに議論されていた。排斥運動に反対だった男性は、自分と似た考えを持つ人ばかりをフォロー。当初は、対立する相手からの批判には穏やかに返信していた。
会社では管理職を任されており、仕事の多さや部下の扱いにストレスを抱えていた。深夜に単身赴任中の自宅に帰ると、酒をあおりながら、Xを見るのが習慣になっていた。
外国人差別を助長するような相手の主張には到底納得できない。しかし、何を言っても議論は平行線のまま。「サヨク」「売国奴」と罵倒され、ストレスに酒の力も加わり、頭に血が上った。次第に相手の人格を否定する投稿を繰り返すようになった。その投稿が会社に知られ、男性は退職に追い込まれた。
「もう思い出したくもない。否定と否定がぶつかり合い、感情が暴走していた」
「インフルエンサーに自分を認めてもらいたかった」
大阪府内に住む40歳代の男性会社員は、かつて攻撃的な投稿をしていた理由をそう説明する。
男性は2020年11月、米大統領選を巡るXなどの投稿を見るうちに陰謀論にはまり、中でも10万人のフォロワーを持つインフルエンサーに傾倒した。
過激な発信で同調したり、批判する相手に謝罪を要求したりするたび、インフルエンサーは「いいね」を付け、自分の主張を拡散してくれた。「認めてもらえてうれしかったし、仲間に対し優越感を得られた」
今は陰謀論を抜け出した男性はこう振り返る。
「エコーチェンバーが起きている集団はカルト宗教のようなもので、インフルエンサーは教祖にあたる。信者は教祖を否定されたら怒る。攻撃的になったのはそんな感覚だった」
(転載開始)
ここには、人間が信念に基づいて生きていることで起こる邪悪が凝集されています。
よく「正しい信念」とか「誤った信念」という言葉を目にします。
信念に正しいも間違いもありません。
ヒトの信念は、自然の法則に敵対する邪悪なものです。
自分の意見を否定されると人格まで否定されたような気分になるのも、信念と自分を同一視しているからです。
この記事に対するコメントにも、詳しい実態が書かれていましたので、掲載しておきます。
(掲載開始)
こうしたエコーチェンバーに、匿名のアカウントだけでなく、実名の議員や弁護士、元官僚、作家、ネットテレビに出演するコメンテーターなどが加わっている事実があります。このような有名人や知識人たちが加わることで、極端な思想が信用されやすくなっているのではないでしょうか。
記事内にある「ある団体」がどの団体を指しているかはわかりませんが、昨年からネット上では若年女性を支える活動を行う団体への「疑惑」をきっかけに大量の誹謗中傷や真偽不明情報の拡散が行われ、実際の活動の現場でも嫌がらせが行われました。
路上で大声を上げる、盗撮する、団体スタッフが歩行者の邪魔をしているように見せるために動画撮影する、などの行為があり、ネット上で誹謗中傷のために使われている言葉を叫ぶ妨害者もいました。ネット上でのエコーチェンバーによる中傷が、実際の迷惑行為につながっているケースがすでにあるということです(小川たまかさん)。
(掲載終了)
普段から信念、ドグマに基づいて生きているヒトたちには、羨望、嫉妬が渦巻いています。
匿名性というのは、その人間の邪悪さをハイライトしてくれます(^_−)−☆。
このようなインフルエンサーが放つような典型的なヒトの偏見に対しての処方箋ということで、『イェール大学集中講義 思考の穴――わかっていても間違える全人類のための思考法』という本が出ています。
その内容の一部を紹介した記事で驚く内容がありました。以下に掲載します。
(掲載開始)
(ヒトの偏見に対して)システムレベルでの政策や規制が必要になるのだ。
たとえば、新型コロナのワクチンは有害だと信じている人を説得し、ワクチンを接種させることは途方もなく難しい。私の友人の友人の友人は生物学の博士号を取得していながら、mRNAワクチンが遺伝子に致命的な損傷を与えるという複雑で誤った理論を展開している。
それでも、彼女の大学生になる娘は、キャンパスに戻る条件として大学からワクチン接種を求められたため、結局ワクチンを接種した。
これは、たとえ人々の意見が大きく分かれていようとも、システムレベルで変えれば公衆衛生が守られるという一例だ。
1972年の雇用機会均等法も同様に、人種、宗教、肌の色、性別、出生国による差別にシステムレベルで対処した取り組みの一例である。
当然ながら、私たちはこれからも、教育を含め、人々が持つ偏見を取り除くために可能な限り努力を続けていかなくてはならない。
だが、健康、価値観、安全にまつわる自分の考えや思い込みによってバイアスがかかった解釈は、一度形成されたら定着しやすく、変えることは容易ではない。
しかもそうした偏見には、歴史、文化、経済、政治など、社会や組織的な要因から生まれたものも多い。
もっとも、システムレベルで変化を起こすことにも、難しさが伴う。なにしろ、変化を決定する人々も、やはりバイアスのかかった解釈にとらわれやすいのだから。
それでもシステムレベルの問題は、別のシステムによってしか対抗できないこともある。
そういうときは、明確かつ公正に、公共の利益を守ることを目的としたシステムを意識的につくるしかない (『相手にしてはいけない「話が通じない人」の特徴』ダイヤモンド・オンライン、2023.9.17)。
(掲載終了)
大学でのワクチン接種強制が公正に公共の利益を守ることを目的としたシステム??
大学でのワクチン強制が偏見の解決法??
流石は♨️イェール大学!!
システムレベルでヒトの行動を規制する体制を、古くは「ファシズム(全体主義)」、現代では「グレート・リセット(NWO)」というのです(^_−)−☆。