『善玉コレステロールと動脈硬化〜オメガ3神話をやめると病は治る』

 

現代医学は、心筋梗塞などの心臓血管疾患(動脈硬化)では、HDLコレステロールが低いことが原因としています(もちろん、いつものように原因と結果を取り間違えています(^_−)−☆)。

 

・問題創作:「善玉コレステロールが低いと心臓の血管が詰まる」

・反応:「悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やそう!」

・問題解決:「コレステロール降下剤で悪玉を減らして、善玉コレステロールを増やす薬を飲もう」

しかし、循環器学会でさえも、この製薬会社が押しつけたヘーゲルの弁証法には、しぶしぶとしか同意していません。

 

なぜなら、HDLコレステロール濃度が高いと心臓血管疾患死亡リスクが増えることを知っているからです(Rare variant in scavenger receptor BI raises HDL cholesterol and increases risk of coronary heart disease. Science. 2016 Mar 11;351(6278):1166-71)(The Role of High-Density Lipoprotein Cholesterol in 2022. Curr Atheroscler Rep. 2022 Mar 10;1-13)。

 

「HDLコレステロール濃度が高いこと=毒性物質の暴露」という状態を反映しているので、これは当然の結果です。

実際は、HDLコレステロール濃度が低い場合も心臓血管疾患による死亡リスクが高まります。

 

HDLコレステロール濃度が低いというのは、そもそもコレステロール合成がブロックされているからです。

 

HDLコレステロール濃度が低くい場合と高い場合に、心臓血管疾患による死亡リスクだけでなく、あらゆる病による死亡リスクが高まることは複数の研究が示しています(Abstract 21062: Association Between High-Density Lipoprotein Cholesterol With All-Cause Death and Cardiovascular Events in a Primary Prevention Population. Circulation. 2017;136:A21062)(U-Shaped Association of High-Density Lipoprotein Cholesterol with All-Cause and Cardiovascular Mortality in Hypertensive Population.Risk Manag Healthc Policy. 2020 Oct 8;13:2013-2025)。

 

 

このエビデンスの片方だけを切り取って、「善玉コレステロールが低いと心臓の血管が詰まる」
と喧伝するのは、まさに詐欺商法以外の何でもありません(^_−)−☆。

 

 

そもそも、「善玉コレステロールが低い→心臓の血管が詰まる」という因果関係ではありません。

 

血管が詰まる動脈硬化の「原因」は、善玉コレステロールが低いことではありません(動脈硬化の真の原因は、オメガ3に代表されるプーファ)。

 

血管が詰まる動脈硬化の状態では、善玉コレステロールが高かったり、低かったりするという相関関係があるだけです(プーファの濃度によって善玉コレステロールの値が左右される)。

 

つまり、血管が詰まる動脈硬化では、善玉コレステロールが高いあるいは低い状態であるという「結果」を示すだけです。

 

原因と結果を逆にして、かつ都合の良いところだけを切り取って喧伝しているのが、権力者の僕たる現代医学の実態なのです。

 

 

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