『子供や若年者はリスクしかない新型567枠●●』

 

先週末に転載いたしました、この専門家なる人物(東京歯科大学市川総合病院教授)の以下の発言を拙著の復習として検証してみましょう。

 

「ワクチンの恩恵をもっとも受けるのは高齢者ですが、20~30代の若年層であっても重症化する危険性や後遺症に悩まされるリスクがそれなりに存在する以上、接種のメリットは大きいと言えます。また、ワクチンは自身の感染を予防しながら、それを通じて周囲への感染拡大を防ぐという効果も期待されています。家族や大切な人たちを守ることを考え、また自らが感染を広げる一因とならないためにも、やはり接種は推奨されるべきでしょう」

 

子供・若年者はほぼ重症化しない
まず子供は新型567なる病態で重症化も後遺症(ロングコビット)はほとんどありません(lllness duration and symptom profile in a large cohort of symptomatic UK school-aged children tested for SARS-CoV-2. doi: https://doi.org/10.1101/2021.05.05.21256649)(Long-term symptoms after SARS-CoV-2 infection in school children: population-based cohort with 6-months follow-up. doi: https://doi.org/10.1101/2021.05.16.21257255)。最新の解析でも重症化というカテゴリで最大に見積もっても3.8%程度にとどまります(Children’s role in the COVID-19 pandemic: a systematic review of early surveillance data on susceptibility, severity, and transmissibility. Sci Rep. 2021; 11: 13903.)。

 

 

子供・若年者の死亡率はほぼゼロ
子供の新型567の感染死亡率(IFR)は、最大に見積もっても10歳で0.002%、 25歳でも0.01%程度です(Assessing the age specificity of infection fatality rates for COVID-19: systematic review, meta-analysis, and public policy implications. Eur J Epidemiol. 2020; 35(12): 1123–1138)。


2021年のドイツの最新のデータでも、0-14歳で0~0.004%,15-34歳で0.007~0.04%の感染死亡率です(Estimating effective infection fatality rates during the course of the COVID-19 pandemic in Germany. BMC Public Health. 2021; 21: 1073)。

 

過去記事でもお伝えしているとおり、これらの論文の数字が「最大の見積もり」というのは、18歳以下では、35.2%も過剰に新型コロナウイルス感染関連死亡と分類されていることが明らかにされていることからです(『Death Certificate–Based ICD-10 Diagnosis Codes for COVID-19 Mortality Surveillance — United States, January–December 2020』CDC Morbidity and Mortality Weekly Report, April 9, 2021)。拙著でも強調しているように、有害事象報告システム(VAERS)には、実態の1%以下しか報告されないことももはや常識となっています(Electronic Support for Public Health–Vaccine Adverse Event Reporting System (ESP:VAERS) Grant Final Report(Grant ID: R18 HS 017045))。

 

若年者は新型567なる病態と診断されたとしても、軽症かつ死亡率はほぼZero に近いということが、公開されている研究だけでも結論づけられます。

 

次に子供が感染源になるかという問題を見ていきましょう。
子供は主要な感染源にはならない
無症状の人は成人であっても感染源にはなりませんが、子供は感染源にはなりません(Cluster of coronavirus disease 2019 (Covid-19) in the French Alps, 2020. Clin Infect Dis. 2020 Apr 11 : ciaa424)(Transmission of SARS-CoV-2 in children aged 0 to 19 years in childcare facilities and schools after their reopening in May 2020, Baden-Württemberg, Germany. Euro Surveill. 2020 Sep;25(36):2001587.)(No evidence of secondary transmission of COVID-19 from children attending school in Ireland, 2020. Euro Surveill. 2020 May 28; 25(21): 2000903)。

子供が感染して家庭内で感染を拡大させるとか、学校で感染を拡大させるというエビデンスもZeroです(^_−)−☆。

 

子供への新型567枠●●の影響
次に子供への枠●●の影響についてです。
すでに過去記事でお伝えしているとおり、過少申告が問題になっている米国の有害事象報告制度(VAERS)でさえ、子供や若年者の重篤な脳血栓、心筋炎・心嚢膜炎やギラン・バレー症候群が多数報告されています(Myopericarditis after the Pfizer mRNA COVID-19 Vaccine in Adolescents. J Pediatr. 2021 Jul 3doi: 10.1016/j.jpeds.2021.06.083)(Myocarditis after SARS-CoV-2 Vaccination: A Vaccine-induced Reaction? Can J Cardiol. 2021 Jun 9doi: 10.1016/j.cjca.2021.05.010)(Myocarditis with COVID-19 mRNA Vaccines. Circulation. 2021 Jul 20. doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.121.056135)(COVID‐19 vaccine‐associated immune thrombosis and thrombocytopenia (VITT): Diagnostic and therapeutic recommendations for a new syndrome
Eur J Haematol. 2021 Jun 9 : 10.1111/ejh.13665.)(Cerebral venous sinus thrombosis and thrombocytopenia after COVID-19 vaccination – A report of two UK cases. Brain Behav Immun. 2021 Jul; 95: 514–517)(Guillain-Barre syndrome should be monitored upon mass vaccination against SARS-CoV-2. Hum Vaccin Immunother. 2021 May 25;1-2. doi: 10.1080/21645515.2021.1922061)。

 

ファイザーの2260人の思春期の子供を対象としたフェーズ3の臨床実験の公開させているデータを詳細に検討すると、12-15歳の子供は、重篤な副作用発症率(Table2)は枠●●接種群で生理食塩水注射群より3倍以上でした。 16-25歳でも3倍の重篤な副作用が発症しています(Safety, Immunogenicity, and Efficacy of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine in Adolescents. N Engl J Med. 2021 Jul 15;385(3):239-250)。もちろん、これは急性の副作用にすぎず、長期的な副作用を調べる意図はまったくありません。

さらに他の枠●●と同様に新型567枠●●によって、他のバクテリアなどの感染に耐性が低くなるメカニズムも報告されています(The BNT162b2 mRNA vaccine against SARS-CoV-2 reprograms both adaptive and innate immune responses. medRxiv. 2021:2021.05.03.21256520)。

以上から、若年者、子供への新型567枠●●注射は、ベネフィットはなく、リスクが高いだけということになります。

 

これでとうやって「20~30代の若年層であっても重症化する危険性や後遺症に悩まされるリスクがそれなりに存在する以上、接種のメリットは大きい」と言えるのでしょうか?

最後に日本は世界でも最も高い感染死亡率(IFR 1.09%、世界平均の10倍)を誇っていることになっていますが、不思議なことに新型567による過剰死亡率の増加がありません(Dynamic change of COVID‐19 seroprevalence among asymptomatic population in Tokyo during the second wave. medRxiv. 2020. 10.1101/2020.09.21.20198796)。

感染が拡大している“はず”で、かつ感染死亡率が世界トップなのですから、過剰死亡率が高くならないと辻褄が合いません(当局のデータは信用できない傍証の一つ(^_−)−☆)。

こういうマスコミが引用する専門家の意見や当局の発表するデータというのは、エビデンスゼロであることをこの機会にも再確認して頂ければと思います(^_−)−☆。

 

関連記事

  1. 『やはりワクチン接種者に近づいてはならない』

  2. 『遺伝子ワクチン“バブル”~リアルサイエンスシリーズ』

  3. 『100年の感染症治療は現代より優れていた!』

  4. 『ブースター祭りは打ち止めの方針へ〜新たなフェーズへ』

  5. 『今頃・・・・動物実験で遺伝子ワクチンの危険性が証明された』

  6. 『肺炎になる理由』

  7. 『[入門編]世界一やさしい はちみつの教科書』

  8. 『アルツハイマー病の闇:メディカル“カバール”シリーズ』