ニューヨーク州が発行する電子ワクチン・パスポート「エクセルシオール・パス(Excelsior Pass)」は劇場、イベント会場、大規模な結婚式などへの参加を許可する際に使われています。
過去記事でお伝えしたようにイスラエルでは、すでにワクチン接種を受けた住民に「グリーンパス」を発行し、ホテル、ジム、レストラン、劇場、音楽会場など、入場制限が行われている場への立ち入りを許可する際に使われています。
ワクチンパスポートは、政策・法律の問題であり、サイエンスではありません。
それにも関わらず、今や御用新聞と化した有名医学雑誌(拙著『ワクチンの真実』に詳述した4大雑誌)には、ワクチンパスポートについての洗脳記事が掲載れています(もちろん、医師向けの洗脳とそこからマスコミへの誘導です)。
3月31日に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌に、掲載されたワクチンパスポート論文は知的退行としか言いようのない内容でした
(”Vaccine Passport” Certification – Policy and Ethical Considerations, N Engl J Med 2021 Mar 31. doi: 10.1056/NEJMp2104289)。
結論は、「ワクチンパスポートによる職業差別などに注意を払うべきであるが、新型コロナウイルスに対するワクチンパスポートを禁止するに値する異論はない」ということになっています。
そもそも何のために、そのような許可書が必要なのでしょうか?
もし新型コロナウイルス感染なる感染症が存在し、それが、人が1m以内に近づけば、確実に感染し、そしてかなりの高い確率で死亡させるというものであれば、人が密集する場所での検討はあっても良いかも知れません。
しかし、新型コロナウイルスなるものが無症候性の人から人へ感染することを証明する確固たるエビデンスもなければ、感染致死率に至っては、インフルエンザと呼ばれる感染症よりも低い0.15%(子供ではほぼゼロ)程度です。
さらに・・・・・・
現行のワクチンの効果は、リンパ球の作用で代用しています。中和抗体やT細胞活性などがあれば、ワクチンは効果がある・・・・(これもリアルサイエンスではないことを『ウイルスは存在しない』下巻に詳述(^_−)−☆)。
それであれば、ワクチン接種を証明しなくても、これらのリンパ球の作用があることを血液検査などで証明できれば良いだけのことです。ワクチンでもこれらのリンパ球の作用が高まらない場合があるのですから、血液検査の方がよほどリーゾナブルです。
なにもワクチン接種の証明書など必要ありません。
「何のためのワクチンですか?」の質問ひとつで、この政策は瓦解していきます(^_−)−☆。
そもそもワクチンがリスクを上回る有効性があることなど、人類の歴史上で証明されたことは一度ですらないのです(『ワクチンの真実』参照)。
これに異論のある人は、ワクチンの設計およびワクチンに何が含まれているのかを真摯に学んでください。
このようにワクチンパスポートをサイエンスで論じると、すぐにシュレッターでゴミ箱行きになります。
その一方で、ワクチンパスポートやワクチン義務化に反対する米国の州が増えています(『Idaho Becomes 3rd State to Ban COVID-19 ‘Vaccine Passports’, Iowa Could Be Next』Newsweek, APRIL 07, 2021)。
そして当然のことながら、国際航空運送協会(International Air Transport Association)のトップが指摘しているように、新型コロナウイルス感染症なるものが低下している場合、旅行に関してのPCR検査なども中止すべきであることは言うまでもありません(『Proof of Covid-19 vaccination, tests should only be temporary travel requirements, industry group says』CNBC, APR 7 2021)。
職場が労働者にワクチン接種強制することも法的にはできません
(『SC Senate approves proposal barring mandatory COVID vaccines』 News Observer, APRIL 07, 2021)。
ワクチンパスポートの話題が計画的にこれからもマスコミで取り上げられて、持ち上げられますので、そもそも論というのをリアルサイエンスで再検討してみてください(^_−)−☆。