戦後最大の東日本大震災から10年が経過しました。
今でも10年前に、全身が震撼したことを覚えています。
日本も世界も、この10年ですっかり変わってしまいました。
しかし、今も10年前とまったく変わらないことがあります。
それは、今も避難する人が全国に4万1241人もおられることです。
現在のパレスチナのように、祖国を追われる悲惨な状況も何も変化がありません。
このような社会的弱者を意図的に生み出し、さらに見殺しにするという人類の歴史に目を背けてはいけません。
むしろ、その根底に流れるものは何なのかを直視することで、新しい時代を作り出すことができると思っています。
一部の権力者以外に生命体として生き残れない時代に入った現在、このことを考えること以外に私たちに残された使命はないのではないでしょうか。
震災でお亡くなりになった方々、そして権力者の横暴によって奪われたたくさんの命のご冥福をあらためてお祈りいたします。