『新型コロナ遺伝子ワクチン臨床試験続報』

アストラゼネカ、モデナそしてファイザーと新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの臨床試験を進行しています。

講義では、まず安全性を確かめるフェーズ1(I相臨床試験)の結果を論文内容に基づいて解説いたしました。

現在、行われているのは、安全性が確かめられていないにも関わらず、その先のフェーズ2/3(II/III臨床試験)です。

フェーズ2/3(II/III臨床試験)は、安全性の確認された量で今度は効果を測る臨床試験です。

モデナとアストラは、3万人規模、そしてフェイザーは、4万4千人のエントリーで臨床試験(フェーズ2/3)を行なっています。

この臨床試験について、『ニューヨークタイムズ』誌に、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌の編集長で、ピーター・ドウシ医師(Peter Doshi)が寄稿している内容が優れていましたので、ご紹介したいと思います(『These Coronavirus Trials Don’t Answer the One Question We Need to Know』The New York Times Sept. 22, 2020)。

これらの臨床試験では、ワクチンの効果の成否をなんと・・・・・

「軽い感冒症状をどれだけ減少させたか」で判定するとしています。

OMG!

具体的には、最終的に新型コロナと想定される(PCR検査(^_−)−☆)感冒症状が出た人が150~160 人に達すれば、それで臨床試験は終わりになるそうです。

その軽い症状が、ワクチン投与群と生理食塩水投与群(プラセボ)に出た割合を比較することで効果判定とすると。

さあ、そもそも副作用が甚大であることが繰り返し報告されているワクチンは何のために行うのでしょうか?

それは、それらの副作用を上回るメリットがあって初めて土俵にのる(国民の選択肢として並ぶ)はずです。

つまり、命に関わるような重症な症状を防ぐことを確認することが、ワクチンの臨床試験の効果測定であるはずなのです。

特に、新型コロナに関しては、重症化するとされる高齢者にどれだけ効果があるのかが、一番知りたいことです。

しかし、今回の遺伝子ワクチンでは、健康な若年者に「咳などの感冒症状+PCR検査陽性」がどれだけ減るかがゴールなのです。

感冒症状は、いつもお伝えしているように、毒性物質の暴露や便秘(SIBO,リーキーガット)によって起こります。

過去記事でお伝えしたように、感冒症状や嗅覚障害は、新型コロナ特有のサインではありません。

またPCR検査は、ウイルス感染症の診断には使用できません(偽陽性が大きい)。

つまり、効果測定の指標そのものが、極めて不確かなものなのです。

興味深いことに、これらのビッグファーマは、自分たちの新型コロナワクチンが引き起こす副作用をフェーズ1の臨床試験ですでに確認して知っています。

その副作用が、発熱、悪寒、倦怠感、頭痛、筋肉痛など今回の新型コロナの軽い症状と一致しているのです。

つまり、効果測定のときに、ワクチン投与群で、このような感冒症状が出た場合は、ワクチンの副作用と主張して、新型コロナの症状はワクチン投与群ではプラセボ投与群より少なくなったと言い訳できるのです。

こういった奸計(悪巧み)に近いフェイクの臨床試験の結果を今度はマスコミがまた曲解してプロパガンダするという構図が透けて見えてしまいます。

新型コロナの遺伝子ワクチンについても、「結論ありき(全世界の国民に強制接種するぞー)」ということです(^_−)−☆。

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