『「No Pain, No Gain」は本当か?』

この巧妙な現代の奴隷社会システム(実際は奴隷なのに、自由があると洗脳されている)においては、「何かを得ようとすると痛みが伴う(No Pain, No Gain)」という歪んだ精神論で汚染されています。

「痛い経験をしなければ、学びはない」という言い方もできますが、これは、本来は病的な社会システムで起こる現象であって、生命体の本質ではありません。

リアルサイエンスでこの現象を見ていきましょう。

私たちの痛みを感じるのは、実際は感覚神経だけでなく、あらゆる細胞にそのアンテナが備わっています。

現代基礎医学でそのアンテナの一部が同定され、研究報告がなされています。

その一つが、「バニロイドレセプター(Transient receptor potential vanilloid 1 (TRPV1、トリップ・ヴイ・ワン))」と呼ばれるアンテナです。

炎症性物質(乳酸、TGF)、熱や唐辛子の成分であるカプサイシンは、このアンテナを通じて、痛みをもたらします(Pain. 2016 Jun; 157(6):1346-62)(Nature. 1997 Oct 23; 389(6653):816-24)(Mol Pain. 2013 May 13;9:24)(Proc Natl Acad Sci U S A. 2000 Jul 5; 97(14):8134-9)。

唐辛子を舐めたときに激しい舌の痛みを感じますが、これはカプサイシンが痛みをもたらすアンテナを刺激する物質だからです。

さて、このアンテナを刺激するカプサイシンなどの健康増進効果が報告されています。

これは本当でしょうか?

この痛みのアンテナ(TRPV1、トリップ・ヴイ・ワン)がなくなったマウスでは、通常のマウスよりも長寿でかつ健康(健康寿命が長い)であることが報告されています(Cell. 2014 May 22;157(5):1023-36)。

痛みのアンテナ(TRPV1、トリップ・ヴイ・ワン)の過剰刺激は、5Gと同じ効果をもたらし、ミトコンドリア障害を引き起こします(J Pharmacol Exp Ther. 2007 Jun; 321(3):830-8)。

つまり、痛みない人生の方が、健康で長生きであるということです(^_−)−☆。

私はチリがたくさん入っているものに弱く、すぐに大量の発汗と激痛を感じます。

これも痛みのアンテナの過剰刺激で、一酸化窒素などの炎症性物質が放出されて、病的発汗が起こっていることが理解できます(Cardiovasc Res. 2011 Aug 1;91(3):492-501)。

リアルサイエンスでは、

「No Pain Much Gain!」ということです。

健全な社会では、“痛み”は私たちの成長に必要ではありません(^_−)−☆。

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