現代人は、成人になってもニキビが出る人が増えています。
現代医学では、ニキビに関しても全く逆のことを教えています。。。。
現代医学では、ニキビの原因はアンドロゲン(特にDHT)としています。
これには深い理由があるのですが・・・・
さて、最新の疫学的調査で、牛乳、甘味料入りのドリンク、脂質(プーファ)の多いファストフードなどがニキビの発生と関連していたという結果が報告されました(JAMA dermatology. 2020 Jun 10)。
これだけを見ると共通したものがないような気がしますね。
しかし、市販の牛乳やファストフードに共通するものは、プーファの添加です。
人工甘味料や果糖ブドウ糖液糖のドリンクに関しては、プーファの効果(炎症)を増強している可能性があります(過去記事参照)。
以前にもお伝えしましたが、ニキビはアンドロゲンが原因ではありません(Br J Dermatol. 1989 May;120(5):649-54J Dermatol. 1992 Jul;19(7):404-7)。
むしろ、エストロゲン(エストロゲンドミナンス)の部分症状です。
ニキビがひどい人ほど、エストロゲンの排出が多い(つまり血液中のエストロゲン濃度が高い)ことが分かっています(J Dermatol. 1992 Jul;19(7):404-7)。
これはエストロゲン過剰が原因の多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome)にニキビが多発する事実からも明らかです。
(まだ1900年代では、このようにまともな研究内容が発表できていたのですね。現在では、“意向”に逆らうような研究は発表されません。)
なぜエストロゲンが増えるとニキビが増えるのでしょうか?
ニキビは基本的に皮膚からの毒物(プーファ、エストロゲンなど)の排出です。その毒物によって皮膚に炎症が起こるだけです(バクテリアが原因ではない)。
プーファは体内でエストロゲンを過剰産生させます。
したがって、エストロゲンはニキビ(プーファの排出、プーファ過剰)の結果として起こる現象であるということです。
現代食のプーファ過剰がニキビの本態なのです。
エストロゲンは、皮膚でのプーファ排出部位で炎症を加速させるため、ニキビの発生・瘢痕化に関与しているというのが正確な表現になります。
したがって、現代人は思春期を超えてもニキビが、ストレスがかかる(リポリシス)と出やすくなるのです。
ちなみに、今回の疫学的調査でもプーファの添加されているミルクチョコレートの摂取とニキビの発生は相関していましたが、ブラックチョコレートでは相関関係はなかったようです。
もちろん本物のミルクや砂糖を使用したチョコレート(現代ではほとんど存在しない)では、ニキビの発生をむしろ抑えるのは間違いありません(^_−)−☆。