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『現代医療の最大の犠牲者は?』

若い世代の心身の健康状態が悪化していることをお伝えしてきました。

その大きな要因に、不必要な医療介入があることが最新の研究で報告されています(Pediatrics. 2020 Jan 7. pii: e20192325)。

胎児や乳幼児の時に受けたストレスは、遺伝子のスイッチまで変化させることで成人まで(さらには子々孫々まで)影響をもたらします。

この研究では、不必要な医療介入(ストレス、ダメージ)として

●風邪に対する抗生物質の乱用

●気管支炎に対するステロイド投与

●乳児の逆流性食道炎に対するプロトンポンプ阻害剤の投与

●副鼻腔炎に対する顔面X線、CT検査

●乳幼児の熱性けいれんや頭痛に対する頭部CT検査・・・・etc.

 

などが挙げられていました。

成人と同じ医薬品の子供への投与は非常に危険です。

ここに一例として挙げた医薬品は、成人にさえ致死的な副作用を与えます。

さらに・・・・・・

特に乳幼児に対する顔面、頭部CTは極めて危険です。

CT検査は、X線の50~100倍の放射線量にもなります。

顔面や頭部にCTをかけると、糖のエネルギー代謝の要である甲状腺が確実にダメージを受けます。

この研究論文でも子供に対する不必要なCT検査は、後々のがん発生の原因になると警告しています。

この論文には挙げられていませんが、CTと並ぶ危険な医療行為(のちにがんや自己免疫疾患を発生させる)としてワクチンの複数回の接種もあります。

なぜ、医師たちは、子供をこの様な危険に晒すのでしょうか?

それは、医療行為によって子供が後になってがんなどになるリスクより、何か見落としがあることで訴えられるリスクを恐れるからだとしています。

これを拙著『医療ビジネスの闇』『患者見殺し医療改革のペテン』でもお伝えした「防衛医療」といいます。

医師たちは、自分の過失で見落としがあったり、現在の症状が悪化したりするという“目先”のことだけを恐れているのです。

数十年経過してから起こる副作用(真の病気)は、因果関係が分かりにくいため、そこには目もくれないのです(自分が責められる可能性がない)。

最も「自己防衛医療」という概念さえなく、サイエンスの基礎を何も分かっていないため、マニュアル通りにやっているだけという医師もたくさん存在しています。

こういった構造的な問題があるため、特に子供の時には医療介入をさせないことが、子供の心身を守るための基本になることは論を待たないでしょう。

サイエンスの基礎を自分で勉強して立ち上がる医師が、システムの外で増えていくことを願っています。

 

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