『植物は「音」でも意思表示する!』

みなさんは、植物の声を聴いたことがあるでしょうか?

私は山に行くと、よく木の幹に額や耳を当てて、木の鼓動を感じていました。

今まで植物の優れた知性についてお伝えしてきました。

植物は根の電磁波や揮発性有機酸(VOCs)を放出して、周囲の植物とも交信できます。

さらに・・・・・

植物は音をだして、周囲の植物や動物と交信していることが明らかになりました(bioRxiv December 02, 2019)。

その音とは、私たちには聞こえない領域(20-100 kHz)の超音波です。

この超音波は、周囲の植物だけでなく、3-5m離れたところにいる昆虫、動物などにも検出されるようです。

例えば、ある植物がストレスによって“叫び声(超音波)”を発している時には、蛾(moth)はその声を感知して、その植物に卵を植えつけないようにしているのです。

さらには、昆虫の幼虫に虫食いにあっている植物からの叫び声をキャッチしたコウモリは、幼虫の居場所を検出してエサにすることができます。

今回の研究では、干ばつおよび外傷(切断)という2種類のストレスを植物に与えた実験です。

驚くことに、この2つのストレスに対して、植物はそれぞれ違う周波の超音波を放出しました。

ある植物の干ばつによるストレスによる“叫び声”を周囲の植物が聴くと、周囲の植物は、干ばつに対するストレス応答をするようになります。

さて、植物はどのようにして声、つまり超音波を発生させているのでしょうか?

それは、木質部(xylem)という場所で、気泡を形成してそれを爆発させることで超音波を発しているようなのです。

木質部は、樹木の幹の内部の、木質化して堅い部分(地下組織の根から吸収した水分や無機塩を地上部の茎や葉に供給するための通道組織である道管や仮道管、樹幹の支持機能を有する木部繊維、栄養分の貯蔵機能を有する木部柔細胞から構成)です。

もとより、超音波なので、いくら木の幹に耳をつけても音は聴こえることはないですが、その鼓動は感じることはできるかも知れません。

その鼓動で植物の気持ちが分かれば、私たちの世界が変わることは間違いないでしょう(^_−)−☆。

 

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