みなさんの毎日食べているものを思い出してみましょう。
ほとんどが何等かの加工が施されているものではないでしょうか?
原材料表示を見たら、比較的マシなものを使っているから大丈夫か・・・・
いやいや。。。。。。。
ここに落とし穴があります。
米国食品医薬品局 (FDA) が認定した食品安全表示に、「GRAS」というものがあります。
これは、日本語に訳すと、「一般に安全と認められる(食品)、安全食品認定(generally recognized as safe, GRAS)」になります。
1938年の米国食品医薬品医薬品化粧品法は、様々な添加物の健康被害が噴出したため、1958年に改正されました(Food Additives Amendment of 1958, The Delaney Clause)。
1958年の食品添加物改正法で「安全食品認定(GRAS)」を受けた添加物は、それ以降サイエンスで検証されることなく、現代に至ってもきちんとした毒性試験がなされていません。。。。。( ;∀;)
つまり、すでに半世紀以上前に決定された安全と推定された添加物は、現在の規制を免れて、フリーで使用されているのです。
実は、1960年後半に、「安全食品認定(GRAS)」を受けたチクロ(cyclamate salts)という人工甘味料に発がん作用があることが問題になりました。
このときに、ニクソン大統領は、チクロの使用を禁止し、他の「安全食品認定(GRAS)」を受けた添加物を調べるように規制当局に要請しましたが、これもあいまいなまま現代に至っています(事実上、FDAは精密検査を放棄している)。
食品会社(ほとんどは多国籍企業とその傘下にある)は当然、新しい添加物をいちいち規制当局に申請して、許可をもらうより、昔から事実上いくら使用しても良い「安全食品認定(GRAS)」の添加物をてんこ盛りにしています。
さらに原材表示には、すべての人工香料などの添加物を記載する必要はありません。
したがって、食品会社がどのような添加物を使用しているのかは、”企業秘密”なのです。
1958年以来、きちんと毒性試験で評価されていない3,700を超える「安全食品認定(GRAS)」の添加物が使用されています(
Navigating the U.S. food additive regulatory program. Compr Rev Food Sci Food Saf 106342–368.2011)。
3,700。。。。。
途方もない数ですね( ;∀;)。
ほとんどの人は、このような規制局の杜撰なシステム(抜け道)を知りません。
ちなみに遺伝子組み換え(GMO)、遺伝子編集(GE)による食物も、ニッポンでは「安全食品認定(GRAS)」です!
ナノ化した物質の危険を以前のニューズレターでお伝えしてきましたが、バクテリア予防の人工ナノ化バイオフィルムなども、規制当局の評価を受けることなく、「安全食品認定(GRAS)」として食品のパッケージに使用されています。
もちろん、これらのナノ原料は食品に移行し、全身に炎症を引き起こします。
加工食品のパッケージも危険であることは、またの機会に詳しくお伝えいたしますね(^_-)-☆。
このように加工食品のシークレット添加物(アジュバント)は、私たちの健康にとっては大きな脅威となっていることを繰り返し喚起しておきたいと思います。