自閉症の直接的な原因として、「セロトニン」が関与していることをお伝えしてきました。
以前、胎児の周囲環境である羊水の成分に「テストステロン」という保護ホルモン(糖のエネルギー代謝を高める)が高いことと自閉症が関連していることが報告されていました。
最新の研究で、羊水の成分に「エストロゲン」が多いほど、自閉症になる確率が高いことが同じグループから報告されました(
Molecular Psychiatry Published: 29 July 2019)。
以前、羊水中に高いと考えられていた「テストステロン」は、実際はエストロゲンに変換されていたことが分かったのです。
さらにダイレクトに胎盤からエストロゲンが作られることも、羊水のエストロゲンを高めていることも分かりました。
羊水のエストロゲンが高いとなぜ自閉症になるのでしょうか?
羊水のエストロゲンは胎児の脳に移行します。
エストロゲンは、神経細胞の興奮毒(GABA シグナルをブロック)となって死滅させていきます。これが自閉症を引き起こすのです。
母親のストレスが高いと、胎盤からエストロゲンが産生されたり、ストレス物質が産生されます。
これが胎児の環境(羊水)を「シックネス・フィールド(病気の場)」に変えていきます。
子供のてんかん、自閉症、学習障害などは、母胎のストレスが原因となっているのですね(^_-)-☆。