みなさんは、気分が落ち込んだり、抑うつと呼ばれるような状態になったりしたことはないでしょうか?
食欲低下、眠れない、体がだるい、やる気がでない・・・・・・などの症状は、うつ病の特徴的な症状とされています。
このような抑うつ症状が起きやすい気質があるとされていますが、
それは大きな間違いであることをお伝えしました(うつ病になりやすいという様な遺伝子はない)。
それを間接的に証明するのは、うつ病には「保護ホルモン」が有効であることが分かっているということです。
保護ホルモンは、糖のエネルギー代謝を回して、ストレス対処する作用をします。
そして、ようやく米国医薬食品局(FDA)が、私が保護ホルモンと呼んでいるプレグネノロン(アロプレグネノロンallopregnanolone)を正式に産後うつ病の治療薬として承認しました!
産後うつ病と診断された女性に、プレグネノロンを静脈内投与すると、24時間以内に効果を示したとうことです(Front Cell Neurosci. 2019 Mar 8;13:83)。
つまり、自殺企図など緊急のときにもプレグネノロンは有効とういことですね。
さらにその抗うつ効果は、その後30日にわたって持続したといいます。
これは吉報ですね。
ようやく糖のエネルギー代謝を高めることがうつ病にも有効ということが証明されました。
もちろん、製薬会社は私たちの体内で産生される保護ホルモンでは特許をとれませんから、アロプレグネノロンの構造を少しいじったもの(ブレキサノロン)を製薬化しています。
しかし・・・・・
アロプレグネノロンの元になるプレグネノロンやプロゲステロンのような保護ホルモンは医薬品として流通が今以上に厳しく制限される可能性も出てきました。
こちらを使われるとうつ病が治ってしまって、自分たちの薬が売れなくなるからですね。。。。。。(^_-)-☆
ハーブなどの有効成分もほとんどは現代医学で使用されていないのにも関わらず、医薬品に分類されているため一般の人が実質的に使用できないようになっています( ;∀;)。
現代医学が本質的な根本治療に目覚めるのは大歓迎ですが、すべてを支配して制限するファシズム(one world の医療版)には陥ってほしくないと切に願います(^_-)-☆。