私たちの5感の上にさらに、第6感が存在する・・・・
そのような臨床実験が報告されました。
渡り鳥やウミガメが遠く離れた到達地点につけるのは、独自のナビゲーションシステムも持っているからです。
そのナビゲーションシステムとは、磁気感知(magnetoreception )の機能です。
これは地球の磁場を感知して、方向や位置を特定する機能です。
このナビゲーションシステムが私たちにも存在する!
実験は、磁場の方向を変化させたときの脳波の変化を調べたものです(eneuro, 2019; ENEURO.0483-18.2019 )。
安静時(何ものにも注意をとらわれていない状態)の脳波はアルファー波(8~13Hz)という波長が優勢になっています。
もし何かの刺激を感知する(意識的あるいは無意識的に)と、脳のアルファー波は激減します。
実験室で磁場を与えると、60%もアルファー波が減少した被験者が数名いました。
被験者は、磁場を与えられたとは知らないので、無意識に脳が反応した、つまり磁場を感知したことになります。
北半球では、地球の磁場は上から下向きに流れています。
北半球に住んでいる人は、上から下への磁場の自然な流れを感知しているということになります。
この北半球に住んでいる人が、実験室で下から上への磁場を与えられるとどう反応するでしょうか?
この実験では、まったく脳波の変化はありませんでした。
つまり、北半球に住んでいる人は、下から上への磁場は“不自然”と判断して無視したのです。
これは南半球に住んでいる人も同様の結果(南半球の場合は、上から下への磁場が異常として無視された)が出たということでした。
脳波の変化に個人差があったのは、普段から受けている人工磁場(WiFiなど)の影響があると指摘されています。
地球の磁場を感知する能力が、人工磁場によって影響を受けるということですね。
もうすぐ5G(ミリミーター ウエブ)が後進国ニッポンでも普及しますが、これで第六感だけでなく、すべての感覚が麻痺(まひ)することでしょう。
渡り鳥もウミガメも人工磁場の影響をすでに受けているかも知れません(^_-)-☆。5Gが世界的に普及すると、自然界にも深刻な影響がでてくるはずです。
なお、この第6感ともいえる磁場の感知(バクテリアから哺乳類まで、広く磁気を感知できる)は、おそらく体内の鉄が関係しているでしょう。
鉄過剰や鉄不足も磁気感知に影響するかも知れませんね(^_-)-☆。