精神科や心療内科のドクターがうつ状態に抗うつ剤(SSRI)を使うのには理由があります。
実際に一時的に元気になることがあるからです。
しかし、その前後はとてもヤバイことになります・・・・・・
様々なストレスによって誘導されるストレスホルモンの慢性分泌に対して、私たちの体は防御する仕組みが備わっています。
ただし、糖のエネルギー代謝が回っていないとこの防御の仕組みが働きません(^_-)-☆。
その防御システムとは・・・・
私が「保護ホルモン」と呼んでいるステロイド群です。
「保護ホルモン」は、ストレスホルモンの作用を打ち消したり、ストレスホルモンの分泌を抑えたりします。
その「保護ホルモン」の代表がプレグネノロンです。
最新の研究で、脳内でプレグネノロン(アロプレグネノロン)が脳の炎症を抑えることが明らかにされました(Scientific Reports, 2019; 9 (1) )。
うつ病、アルツハイマー病、多発性硬化症、外傷後ストレス症候群(PTSD)、てんかん、アルコール依存症などすべて脳に炎症が起こるという点で共通しています。
プレグネノロン(アロプレグネノロン)は、脳での過剰なマクロファージ(マイクログリア)の反応を抑える(TLR4シグナルブロック)だけでなく、炎症性物質の産生を遺伝子レベルでも抑えます。
抗うつ剤(SSRI)は、投与後1週間ほどは、高いストレスを引き起こし、自殺や衝動性殺人の可能性が高まります。
この時期をなんとか乗り越えられると・・・・
その後1~2週間は脳のプレグネノロン(アロプレグネノロン)産生を高めるため、うつ症状が著明に改善します。
この変化を見て、ドクターたちは「薬が効いている」と勘違いするのですね(^_-)-☆。
このプレグネノロン(アロプレグネノロン)産生は、おそらく一時的な脳の防御反応ではないかと考えています。
これをもって精神科や心療内科の医師たちは、抗うつ剤を長期投与します。
さて、その後も抗うつ剤を投与し続けるとどうなるでしょうか?
この調子のよくなる、つまりプレグネノロン(アロプレグネノロン)の産生が高まる時期を過ぎると、今度は本当にセロトニン、エストロゲンなどのストレス物質が抗うつ剤によって脳内に増加してきます(こちらが本来の抗うつ剤の薬理効果)。
したがって、抗うつ剤の長期投与で自殺や他殺(銃乱射など)が引き起こされるのです。
衝動的な自殺や殺人事件の影に抗うつ剤の存在があることを疑わないといけません。
一つの物質によって脳の機能・構造が変化し、実際に行動パターンまで影響を及ぼすのですから、普段から何(目に見えないものも含めて)を摂取・吸収するのかしっかりと選択しないといけませんよね(^_-)-☆。