アルハイマーの死亡原因としてすでに精神的ストレスが関係していることが報告されていました。
今回、デンマークの研究でアルツハイマーになるリスクを調べた研究が報告されています(J Alzheimers Dis. 2019;67(1):369-379)。
性別、結婚しているかどうか、教育レベルがどうか、ライフスタイルはどうか、慢性病を持っているかどうか、はたまた薬物乱用はないか・・・・など様々な因子を調べています。
さて、どの原因が一番アルツハイマー発症と関連があったのでしょうか?
それは・・・・・
「精神的ストレス」でした(^-^)。
自分では解決できない、あるいはそう思いこまされている人間関係の問題が最大のファクターでした。
一世代前の世代が抱いていた最大の「精神的ストレス」をご存知でしょうか?
それは、経済恐慌や大災害などの勃発がトップにあがってくる「精神的ストレス」だったのです。
現在では、自分を取り巻く人間関係に変化していますね。
自分で解決不可能な(と思いこまされている)人間関係。
これは基礎医学シリーズやセロトニンシリーズでお伝えしてきたことで、「学習性無力症」と同じ状態です。
ラットやワンちゃんを縛り付けて、動くと電気ショックを与える実験(トランプさんが粛清している米国の当局が資金を出した)があります。
この逃れられないストレスで、動物は完全に生きる力を失い、ショック状態(=副交感神経過剰刺激)に陥ます。
私たちも”逃れられない”ストレスと感じることで、同じように生命力を失い、前ショック状態に陥ります。これを「学習性無力症」と呼ぶのです。
これが脳細胞を死滅させていくのですね。
今では、ネットやゲームの影響もあって、益々人間関係が希薄になっています。
これに現代社会ではより将来への不安が募っていますから、アルツハイマーだけでなく、さまざまな慢性病が必発するのは当然といえるかも知れません(^_-)-☆。
自分が”逃れられない”と感じている人間関係は、精神的ストレスとなってアルツハイマーを引きおこす要因となります。
逆に「”逃れられない”ということはない」と確信を持てば、脳の細胞が死滅することはないということですね(^_-)-☆。
その確信はやはり糖のエネルギー代謝に依存しています(^^♪。
現代人のほとんどは、糖のエネルギー代謝が低下しているので、確信(もっというと目的意識)が持てないだけです。
アルツハイマーを引き起こすより直接的な原因は次回にお伝えしたいと思います(^_-)-☆。