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『免疫力低下とは何か?〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

特に発熱や痛みなどがないのに、

・体がだるい

・朝すっきりと起きられない

・すぐに疲れる

・やる気がでない

・夜にぐっすり眠れない・・・・・

といったサインがあった場合は、みなさんの免疫力低下を疑わなければなりません。

 

 

現代人は、環境ストレス過剰によって著しく免疫力が低下しています。

ところで、免疫力低下とはいったい何なのでしょうか?

 

 

免疫力低下とは、「体のゴミを掃除できない」状態を言います(拙著『新免疫革命』『ハチミツ自然治療の最前線』参照)。

 

したがって、現代人は体中がゴミ屋敷になっているということです。

 

 

ゴミが家の中に溜まると腐敗して不衛生になるだけでなく、ネズミ、ダニ、シロアリなども大発生して家全体が蝕まれていきます。

 

 

免疫力、つまり糖のエネルギー代謝が回っていると、ゴミがたまらないように、こまめに掃除します。

 

しかし、体調が悪くなると、つまり糖のエネルギー代謝が低下して免疫力が低下すると、ゴミを定期的に掃除することができなくなります。

 

 

この場合、定期的に掃除できないものの、週や月に1回まとめて大掃除することで、なんとかこれ以上のゴミを溜めないようにしようとします。

 

これが体内で起こる「炎症」という現象です。

 

 

炎症は、これ以上ゴミが体内にたまらないように、不快な発熱、痛みなどの症状を伴っても、ゴミを排出する営みです。

 

 

現代人は、残念ながら、この月1回の大掃除さえできない状態になっています。

 

 

なぜなら、ゴミが蓄積しても、炎症さえ起こらない体になっているからです。

 

 

それでは、なぜ炎症さえ起こらないのでしょうか?

 

 

私たちが暮らす現代社会は、炎症さえ抑える、つまり免疫力を廃絶させる毒性物質で溢れかえっているからです。

 

 

炎症さえ起きない状態を「免疫抑制(immunosuppression)」と言います。

 

免疫抑制を引き起こす物質の代表は、プーファ(特にオメガ3)、エストロゲン、コルチゾール、鉄、ワクチン(特に遺伝子ワクチン)といったものです。

 

 

さらに最新の研究で、私たちの水道水、あるいは食品に混入している“永遠の毒性物質”であるフッ素化合物「ピーファス(PFAS)」に強い免疫抑制作用があることが報告されています(Consideration of pathways for immunotoxicity of per- and polyfluoroalkyl substances (PFAS).Environ Health. 2023; 22: 19)(Mixtures of per- and poly-fluoroalkyl substances (PFAS) reduce the in vitro activation of human T cells and basophils. Chemosphere, 2023; 336)。

 

これらの私たちの心身を蝕む物質は、体内に危険なゴミが溜まっているのにも関わらず、大掃除さえさせないように、完全に免疫を抑え込みます。

 

したがって、発熱、痛み、腫脹などのゴミの大掃除に伴う不快な症状さえ“短期的”には出現しないのです。

 

 

それが、冒頭の症状を引き起こしています。

 

しかし、現代人の免疫抑制状態はいつまでも続きません。

 

 

長期的には、ゴミが極限まで蓄積し、腐敗して、今後は制御不能の炎症が発生します。

 

 

その結果が、現代で急増しているガン、自己免疫疾患、神経変性疾患などです。

 

 

遺伝子ワクチンで症状が出なかったといって安堵している場合ではありません。

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