Book

『グローバルアプリ「TikTok」の罠〜俯瞰シリーズ』

 

若者の間で必須アプリとなっている「TikTok」。

 

 

2021年のコビット詐欺によるロックダウン政策によって、さらにTikTokユーザーが増えています。 15~24歳の間でユーザーが倍増したようです(『TIKTOK POPULARITY RISES IN LOCKDOWN』 RESEARCHLIVE, 7 MAY 2021)。

 

 

 

このTikTokやインスタグラムは、画像や短い動画を載せるフォーマットで、多くの若者が中毒になっています。

 

 

そして、いまや社会現象となっているのが、TikTok上で繰り返し喧伝(洗脳)されるセルフイメージの「痩身」です。

 

 

 

TikTokでは、痩身でない人の動画は意図的に削除され、痩身、細身であることが美徳のように若者を洗脳しています。

 

その結果、若者に断食や食および自分の身体に対する嫌悪感(body dissatisfaction)を植え付けられ、いわゆる「摂食障害(eating disorders)」が爆発的に増えているのです(Social media use and body image issues among adolescents in a vulnerable Louisiana community. Front Psychiatry. 2022 Nov 3;13:1001336)。

 

 

 

男性の若者では、筋トレ(プロテインパウダー)が流行っています。

 

 

 

実際にソーシャルメディアに費やす時間が多いほど、摂食障害になりやすいという相関関係が指摘されています(The relationship between social media use and disordered eating in young adolescents. Int J Eat Disord. 2020 Jan;53(1):96-106)。

 

 

 

 

そのソーシャルメディアの中でも、TikTokのユーザーに摂食障害が蔓延していることが指摘されています(Weight-normative messaging predominates on TikTok-A qualitative content analysis. PLoS One. 2022 Nov 1;17(11):e0267997)(The use of TikTok among children and adolescents with Eating Disorders: experience in a third-level public Italian center during the SARS-CoV-2 pandemic. Ital J Pediatr. 2022 Jul 30;48(1):138)。

 

 

摂食障害をなめてはいけません。

 

 

絶食によって糖のエネルギー代謝を劇的に低下させるため、生命が維持できなくなるからです(もちろん次世代の子供をつくることができない)。

 

 

摂食障害は、ガンの末期状態と同じであり、「死の行進(death march)」なのです。

 

 

私は長生きしている♨️権力者で痩せている人を見たことがありません。

 

逆に痩せこけている人で心身が健康な人も見たことがありません。

 

現代社会では、美容ビジネスでは金儲けのために、痩せることが美徳であるかのようなプロモーションをしていますが、「TikTok」のようなグローバルアプリでは、“人口削減”のために痩身が利用されているのです(^_−)−☆。

関連記事

  1. 『ストレスホルモンと自殺の関係』

  2. 『オミクロンBA.4 /5はどこから来たのか?〜リアルサイエンスシリー…

  3. 『CT検査が及ぼす影響は?』

  4. 『悪玉コレステロールが生命にとって必須の理由〜オメガ3神話をやめると病…

  5. ◆パレオ協会Q&A◆ 『ミルクの健康増進作用の基礎その一』…

  6. 『なぜ妊婦は血糖値が高くなるのか?』

  7. 『死亡率の増加は、新型コロナウイルス感染だけではない!』

  8. 『”逃れられない”とあきらめることで脳細胞が死滅する!?』