『がんと宣告することが本物のがんを作る!』

 

あなたは”がん”と宣告されたらどう感じるでしょうか?

死の宣告を受けたとくじけるでしょうか?

がんと徹底的に闘おうとするでしょうか?

あるいは怒りに震えるでしょうか?

これらはいずれもまずい結果になるというとても重要な最新の研究結果が報告されています(J Clin Invest. 2019 Mar 1;129(3):1030-1046)。

マウスのがん移植モデルにおいて、ストレスを与えたマウスのがんは、ストレスを与えられていないマウスに比べて、より早く、より増大したのです。

しかもストレスを与えた方のマウスのがんはより悪性化していました(more cancer stem cells)。

なぜストレスでこのような現象が起こったのでしょうか?

それは私がいつもプロバイオ、プレバイオ等に注意を喚起している「乳酸」に答えがあります(^^

ストレスによって、ストレスホルモンの代表であるアドレナリンが上昇します。

このアドレナリンは各細胞に作用して乳酸脱水素酵素(LDH)という酵素を誘導します。

その結果、大量の乳酸が産生されます。

この乳酸はがんのエサとなって、がんの増殖速度をスピードアップさせるのです(^^

実際にマウスだけでなく、乳がんの女性の血液を調べたところ、アドレナリンの血液濃度が高いほど、乳酸を産生する酵素(LDH)も高くなっていました。

そして、アドレナリン、乳酸の血液濃度が高いほど、生存率も低くなっていたのです。

がんと宣告されて落ち込む(うつ)場合、あるいはがんと闘うという姿勢(がんは闘う対象でなく、安心させてあげる存在)をとる場合のいずれも、アドレナリン、コルチゾールなどのストレスホルモンが上昇します。

つまり、がんがより増大することになるのです。

がんと知らない方が、体が自然にがんを処理するか、正常細胞に戻すか、あるいはそのままがんが増大せずに固まった”できもの”として棺桶まで持っていけると言えるでしょう(^^

ただし、糖のエネルギー代謝が回っていることが大前提です(^_-)-☆。

生命の本質を理解すれば、がんは決して死の宣告ではありまえせん。

 

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