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『テキサスで新型コロナウイルス感染症が減少している理由』

 

米国のテキサス州では、 2021年3月27日には、7日間連続で平均5.27%の低い新型コロナ感染陽性率を維持し、かつ2020年10月の第3週目以来の新型コロナウイルス感染関連入院率の低さになっています。

 

1ヶ月平均でも10%以下の感染率に低下しました。先週と比較しても、500名も新型コロナウイルス感染発症者数が低下したようです。

 

このように新型コロナ感染症の陽性率や入院率が低下し始めたのは、米国のテキサス州知事(Greg Abbott)が、マスク義務化を解除し、飲食を含めた全てのお店の再開を許可した17日後のことでした(『Texas’ COVID numbers fall for the 17th consecutive day following Gov. Abbott’s 100% reopening of the state and lifting of the mask mandate – a move that Biden infamously called ‘Neanderthal thinking』 Mail Online, 28 March 2021)。

 

このテキサス州知事の判断に対し、ジョー・バイデン氏は、マスク義務化を廃止するとは「未開のネアンデルタール人の如く」原始的な考えで、野蛮で、馬鹿げたこと(Neanderthal Thinking)だと批判しています(ネアンデタール人に失礼だぞ(^_−)−☆)。

 

このような批判は、マウントをとるためのものであって、広く議論をするための建設的なものではありません。

 

一方、テキサスでは新型コロナ遺伝子ワクチンの接種率も高くなっている点も指摘していましたので、これは要注意です。

 

ワクチンのおかげで、マスクやフィジカル・ディスタンシングが必要なくなったという例にすり替えが行われるからです。

 

過去記事でもお伝えしましたが、ロックダウン政策を行わなかったスウェーデン、規制の緩かったノルウェー、フィンランドは、過去と比較した超過死亡(excess mortality)が他のヨーロッパ諸国よりも低いことも再確認されています(『Sweden Saw Lower Mortality Rate Than Most of Europe in 2020, Despite No Lockdown』 FEE, March 26, 2021)。

新型コロナウイルス感染とされる症例や入院数などの減少は、ロックダウン、強制マスクやフィジカル・ディスタンシングをやめて、通常の生活に戻したからです(^_−)−☆。

 

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