『白砂糖は中毒性がある??』

 

サイエンス後進国の日本では、欧米でのプロパガンダを周回遅れで取り入れて、権力者の都合の良いことを一生懸命拡散しています。

白砂糖についての誤解は、健康ポップカルチャーでは末期状態です(もう救いようがありません(^_−)−☆)。

新型コロナのフェイクよりも重症です・・・・・・・

まだ思考能力が残っているみなさんには、白砂糖についての神話をまとめている記事をご紹介したいと思います(『Medical myths: All about sugar』Medical News Today, January 18, 2021)。

白砂糖(精製糖)の神話
1. 白砂糖は中毒性がある
現在まで、ショ糖に中毒性があるというエビデンスは皆無です。ショ糖は、ドーパミンを産生(ドーパミン系の神経を活性化)してやる気(生きる喜び)をもたらす心理的な作用がある(「中毒性(additive)」という言葉の定義を日本人は知らない。中毒というのは、常用することで健康上に悪影響を与える物質のことを言います<崎谷注>)。

2. 白砂糖は子供を多動にする
ショ糖が子供を多動にするというエビデンスもみあたらない。1995年のJAMA誌に掲載された16の医学論文に掲載された23の臨床実験のメタ解析では、子供の思考、認知や行動に影響を与えないことが示されている(JAMA. 1995 Nov 22-29;274(20):1617-21)。(多動症になる原因は、糖質制限などの低血糖ストレスによるセロトニン上昇による<崎谷注>)

3.白砂糖は糖尿病の原因になる
これも現在までエビデンスが見当たらない。おそらく、血糖の高さと糖尿病の関係を砂糖と糖尿病の関係と取り間違えたのではないかと推測される(拙著『糖尿病は砂糖で治す』参照)。

4.ダイエットのときは、フルーツを避ける
これもフルーツで太るというエビデンスなし。むしろ、フルーツにはダイエットのために必要なミネラル、ビタミンが豊富に含まれている(フルーツは、グルコース+フルクトースのコンビネーションで、糖のエネルギー代謝を高めることで、脂肪のデトックスが早まる。拙著『自然治癒はハチミツから』参照<崎谷注>)。

5.ガンは糖中毒である
シュガーフリーでガンのリスクが低下する、あるいは生存率が高まるというエビデンスは皆無(ガンの増殖のエサの主体は脂肪(特にプーファ)である。拙著『ガンは安心させてあげなさい』参照<崎谷注>)。

リアルサイエンスは信じる、信じないや好き嫌いの宗教ではありません(^_−)−☆。

精製すると、ビタミンやミネラルがなくなるだけで、白砂糖(精製糖)であろうが、フルーツやハチミツであろうが、すべて同じみなさんの糖のエネルギー代謝(=生命力)を高める「グルコース+フルクトース」の最高のコンビネーションです(^_−)−☆。

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