キューバなどのカリビアンといわれる国の人は、日本の沖縄と同じく長生きで知られています。
その理由のいったんが、私の中で解明されましたので、シェアしたします。
基礎医学でお伝えしたアンチエイジング効果を発揮する遺伝子(タンパク質)があります。
それをクロッソ(Klotho)といいます。
この遺伝子から産生されるタンパク質は、ある重要な作用によって、アンチエイジング効果を発揮します(基礎医学シリーズ「エネルギー代謝とミネラル」参照)。
ところで、最近になってこのアンチエイジング遺伝子(タンパク質)であるクロッソ(Klotho)は、抗メタボッリいくシンドロームあるいは抗がん作用を有することが報告されるようになっています。
このクロッソ遺伝子を活性化するものとして注目されているのが、ポリコサノール(policosanol)と呼ばれる飽和脂肪酸のアルコールです。実際にポリコサノールは、動脈硬化、糖尿病、乳がん、膵臓がんに対して強い抑制効果をもたらします(J Cancer Sci Ther 2018, 10:11)。
過去記事で、新型コロナに対してプーファ・フリーかつ飽和脂肪酸が有効であることをお伝えしました。
このポリコサノールも試験管実験で、新型コロナウイルスの増殖抑制効果があることが報告されています(『Metadichol®, a Novel Nano Lipid Formulation that Inhibits SARS-COV-2 and a Multitude of Pathological Viruses in vitro』DOI:10.21203/rs.3.rs-34021/v5)。
さて、カリビアンの人はなぜ長生きで感染症にも強いのでしょうか?
実はカリビアンの人がよく飲んでいるラム酒は、サトウキビから作られたポリコサノールが豊富なのです。
もちろん、アルコールが入っているので、飲み過ぎは禁物ですが、飽和脂肪酸の威力がよくわかる事例ですね。
したがって、グレート・リセットによって、ラボミルクやラボ母乳で、本当の飽和脂肪酸リッチのミルクが、プーファリッチの模造品に変えられるのは、人類という生命体にとっては大打撃になるのです(^_−)−☆。