『便秘は万病の元!』

 

私の健康のバラメーターはなんといっても便通です。

1日でも排便がないと心身ともに重く、苦しくなってきます。

みなさんは如何でしょうか?

便秘や腸内バランスの異常が、全身に炎症を引き起こす(「メタ炎症」といいます)ことを動物実験などを含めて詳しく拙著『慢性病は現代食で作られる(続・新免疫革命)』述べました。

今回、便秘と全死因死亡率・心臓血管疾患(冠動脈疾患)発症・脳梗塞(虚血性脳卒中)の関係を調べた疫学的調査が報告されています(Atherosclerosis. 2018 Dec 23;281;114-120)。

便秘の人は、便秘と全死因死亡率・心臓血管疾患(冠動脈疾患)発症・脳梗塞(虚血性脳卒中)がそうでない人よりも有意に高いという結果でした。

便秘薬を使用している人も同じくこれらのメタ炎症による慢性病が多い傾向にありました。

便秘薬そのものは非常に有用だと思いますが、「便秘薬を使用しなければならない状態=糖のエネルギー代謝(甲状腺機能)が低下している状態」ということを示しています。

便秘は小腸での腸内細菌増殖とほぼイコールです。

小腸から入るバクテリアの毒素がメタ炎症の最大の原因でした。

これは高プーファ食を日常的に摂取している場合でも同じメカニズムでした(バクテリアの毒素が血液中に入る)。

プーファはダイレクトに動脈硬化を引き起こしますが、間接的にメタ炎症を引き起こすことでも動脈硬化に拍車をかけるのです。

今回の疫学的調査でも追証されましたね(^_-)-☆。

クワイノンという伝統的に下剤として使用されているハーブは、その他にも糖のエネルギー代謝を高める作用(=強力な抗ガン作用)を持っています。

ちなみに先日ご紹介したビタミンKもクワイノンです(^^♪。

 

 

伝統的ながん治療が、瀉血(鉄を取り除く)や下剤(エンドトキシンを減らす)であることは偶然ではありません(^_-)-☆。

 

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