今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例は、高齢者が大半を占めています。
しかし、高齢者であれば、誰もが感染するとは限りません。
それでも現代社会の高齢者はやはり感染症に罹りやすいのです。
その最大の理由は何でしょうか?
それは加齢現象に関わっています。
拙著『自然治癒はハチミツから』で詳述しましたが、老化を決定するのは、皆さんがよくご存知の活性酸素ではありません。
老化を決定するのは、いかに細胞内にプーファ(多価不飽和脂肪酸)が蓄積しているかによります。
もっと詳しくいうと、私たちのエネルギーを産生するミトコンドリアの内膜にいかにプーファ(特にDHAというオメガ3)が蓄積するかに依存しているのです(Mol Biosyst. 2017 Feb 28;13(3):498-509)(拙著『オメガ3の真実』)。
ミトコンドリアの内膜を構成する脂質(カルジオリピン)にプーファ(特にDHA)が多くなるほど、免疫抑制がかかります。
つまり、感染症という状態になりやすくなるのです。
ミレニアル世代、さらにその下の世代の健康状態が著しく悪化している実態を過去記事(あるいはコチラ)にもお伝えしましたが、その原因はこのプーファの蓄積が若くして高齢者並みに蓄積しているからです。
プーファをいかに排除していくかは、感染症だけでなく、アンチエイジングの鍵となるのです(^_−)−☆。
現在では、加工食品などでプーファを蔓延させるだけで飽き足らず、大気汚染、5G、ワクチン、医薬品、ロックダウン、失業など、私たちの免疫抑制を最大限にしようと必死になっています。
それでも暖かくなってくると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を維持するのが難しいので、WHOも緊急事態宣言を継続せざるを得ないのですね。非常に分かりやすい(^_−)−☆。