◆パレオ協会ニュースレター◆
『つわりの真実〜その2:リアルサイエンスが明かす原因と対策』
妊娠初期に多くの女性を悩ませるつわり。特に重症化すると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼ばれる深刻な状態に発展し、母子の健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。リアルサイエンスが、このつらい症状の意外な原因と対策を明らかにしています。
⭐️つわりを引き起こす意外な物質たち
私たちの体内で重要な役割を果たすセロトニン。「幸せホルモン」として一般的に知られるこの物質が、実はつわりの主要な原因の一つとなっています。妊娠悪阻の患者さんの血液中を調べた研究では、セロトニン濃度が顕著に上昇していることが確認されています。
参考文献
・Plasma serotonin levels are elevated in pregnant women with hyperemesis gravidarum. Arch Gynecol Obstet. 2015 Jun;291(6):1271-6.
これは、がん治療(抗がん剤)における吐き気止めとして抗セロトニン薬が使用される理由と同じメカニズムです。
セロトニンは嘔吐・嘔気をもたらす物質です。
アヤワスカなどの幻覚剤も嘔吐をもたらしますが、これもアヤワスカのセロトニン作用によります(基礎医学『エネルギー代謝とセロトニン』参照)。

⭐️食生活との意外な関係
さらに注目すべきは、日常的に使用している植物油(多価不飽和脂肪酸:プーファ)の影響です。最新の研究では、植物油に含まれる成分が「GDF15」というホルモンの分泌を促進し、つわりを悪化させる可能性があることが判明しました。つまり、植物油の使用量が多いほど、、、・・・・・・・・・

















