『言論空間の支配する闇について』
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士である遠藤誉氏による素晴らしい解説が珍しくニュース記事になっていましたので、シェアいたします。
私が唯一中国問題で参照にしているエキスパートです。
なぜ遠藤氏の言論に注目しているのか?
それは、中国に関する豊富な知識があるからではなく、中国生まれで実感として中国というものを体得している知恵を持っているからです。現在は「知識」はAIによって歪むので、ゴミ同然の価値となっています。本当に必要なのは、学校やAIで得られるような「知識」(感情、信仰や洗脳の根源)ではなく、「知恵」です。
以下を読むと日本だけでなく、世界の言論空間が誰によって支配されてきたのかが垣間みえてきます。
そして、なぜ日本で中国叩きばかりがクローズアップされるのかが理解できるようになります(リンク元のYahoo ニュースの記事を辿れば、画像や動画が見ることができます)。
(掲載開始)
「習近平が倒れた」という噂の正体 BRICS首脳会議で
9月12日、BRICS首脳会議に参加していた習近平国家主席が脳卒中を起こして今は北京で昏迷状態にあるという「噂」が世界を駆け巡り、日本でもそれに飛びついている一部のメディアがある。9月24日には訪米を控えているだけに、中国に関心を持っている人なら誰でも、多少はその「噂」の真偽のほどを知りたいと思うだろう。
そこで、その噂がどこから出て、実際はどういう状況であったのか、証拠写真を交えながらその「正体」を示したい。
◆噂を流したのは在米華人の謝万軍で、補強したのはゴードン・チャン
習近平が9月12日、インドのニューデリーで開催されていたBRICS首脳会議でモディ首相が演説しているときに、習近平の席にスタッフが駆け寄り、何か対応しているような状況があった。モディは演説を一時止めて、“Is it OK?” と聞き、習近平が「あ」(=OKです)と短く答えたので、演説を再開したという経緯がある。
その状況は< LIVE: BRICS Summit 2026 at Bharat Mandapam, New Delhi – YouTube>の4:40~5:11あたりの動画で確認することができる。その場面を図表1に示した。習近平と駆け寄ったスタッフを白丸で囲んだ。
インド国営放送DDナショナルのBRICS首脳会議中継動画の一場面
ところがこの動画を基に、「習近平の具合が突如悪くなり、脳卒中を起こして倒れ、早めに北京に引き上げて、301病院に救急搬送され、その後、昏迷状態にある」という一連のポストをXに投稿した人物がいる。在米華人の謝万軍氏だ。8月14日からこのことに関する投稿を始めたのだが、8月15日に、対中強硬的な政治評論家として有名な米国のゴードン・チャンが謝万軍のポストを引用してXに投稿したので、謝のポストは権威づけられ勢いづいて激しさを増していった。
ゴードン・チャンは、2001年に『やがて中国の崩壊がはじまる』(邦訳)という本を著し、「2011年に中国は必ず崩壊する」という予測をしたことで知られる、日本でも「もてはやされた評論家」だ。これが信憑性を招き、英文メディアでも取り上げられたために、世界中に広まったのである。
では以下、9月14日から17日までの謝の一連の投稿の一部を、ゴードン・チャンの投稿とともに列挙する。
- 9月14日
最初は<習近平がBRICS会場で失神したらしい、医療チームの処置で回復し、予定を切り上げ帰国。歩き方やタラップの上り方を根拠に「過去にも脳卒中・一過性脳梗塞があった」と推測>。その後、<夕食会欠席、モディの “Is it OK?” という言葉を失神の傍証とした>。
さらに<習近平の姿をAI加工して、習近平が苦しんでいるような顔を創り上げている
- 9月15日
すると、翌15日、ゴードン・チャンが謝のポストを引用しながら<習近平の体調が良くない。今回ばかりは、中国は彼の容態を隠し通すことができない>と投稿。
謝はその後、<「301病院の専門家が虚血性脳卒中/一過性脳梗塞と診断した」と、病名を具体化。
- 9月16日
謝は、<「習近平は北京到着後、軍用ヘリで301病院へ搬送」、「重度の虚血性脳卒中」、「治療の好機を逸した」>などと投稿。さらに<手術後ICUに入り、生命の危険がある>と具体化が続く。
- 9月17日
謝は勢いづいて<飛行の中で脳梗塞の範囲が拡大し、北京到着時には昏睡状態で、重症化>と投稿し、さらに<15日から301病院の習近平治療区域が戒厳・通信遮断状態になった>とも投稿している。
- 9月18日
謝は<「5日間姿を見せなかったのは昏睡していたため」、「18日になって反論が増えたのは、意識を回復したため」>などと説明しているが、事情は全く違う。
インドだけでなくロシアやトルコなどが、別のアングルから撮影した証拠写真を公
開し、謝が掲載した習近平の画像を「AI合成された偽物だ」と断定し始めたからだ。
◆実際は同時通訳イヤホン受信機の不具合
この噂があまりに世界に広がったため、まずインディアン・エクスプレスが<インドの外務省が、習近平が体調を崩したとの噂を否定した>。
続いてロシア国営テレビ「ロシア1」がBRICS会場で撮影した別アングルの映像を用いて、インドのメディアWION が9月17日に、<事実確認:モディ首相はなぜBRICS首脳会議で習近平国家主席に「それでよろしいですか?」と尋ねたのか?新たな動画が明らかに…>というタイトルで紹介した。
その映像では、モディが “Is it OK?” と尋ねる直前、習近平の同時通訳用イヤホン・受信機に不具合が生じ、中国側・インド側スタッフが機器を調整している様子が確認できる
9月18日になると、フランス24も<この動画は習近平氏がBRICS首脳会議で失神したことを証明するものではない>として、同様の画像情報を公開した。
またトルコ系メデイアClash Reportが同じ動画を投稿しながら以下のように分析している。
・ニューデリーで開催されたBRICS首脳会議で習近平国家主席が失神した、あるいは脳卒中を起こしたという主張は、虚偽であることが判明した。
・インド外務省は公式に「偽情報警報」を発令し、これらの投稿を「悪意のあるもの」と指摘した。
・この噂は、中国の亡命反体制派人物から発信されたもので、習近平国家主席が晩餐会を欠席したことや、モディ首相が演説中に言葉を詰まらせる様子を映した動画が公開された後に広まった(後に、これは習主席がイヤホンの通訳音声が途切れたことを合図したものであり、健康上の問題ではないと説明された)。
・習国家主席は両日とも出席し、モディ首相と二国間会談を行い、予定通りに出発して北京に戻った。(以上、フランス24より抜粋)
◆現状
現状としては、習近平はまだ公けに姿を現していない。しかしたとえばインド政府の報道情勢局などのフォト・アルバムなどを見ると、図表5のように、倒れているはずの9月13日、習近平はモディやプーチンらとにこやかに談話している。
おそらく9月24日に予定されているトランプとの会談に向けて体力を温存すべく、習近平は今ごろ中南海で休養を取っているにちがいない。23日には北京を出発するだろうから、世界はその姿を確認することができるかもしれない。
なお、本来、今回の原稿は「習近平訪米の計算式」Ⅳ(BRICS編)を書くつもりでいたのだが、とんでもないフェイクニュースが世界を水面下で駆け巡る事態になってしまったので、やむなくその真相解明を試みた次第だ。
こういったフェイクニュース、ほとんどの場合、在米華人華僑から湧き出てくる。米国に渡った華人華僑の「目立たなくては生きていけない」という「生計のためのあがき」が成せる業(わざ)で、なんとも哀しい(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/24dcf715adfccfe19716818983a434c4daed88ae)。
(掲載終了)
このようなデマを流すことで、日中、日露、そして日韓関係で分断のための工作が日夜行われているのです(もちろん在米の中国人は米国に媚びを売らなければならない)。

Screenshot
日本、中国、ロシア、韓国の中に工作員が多数忍び込んでいるということです。それが、南京大虐殺、北方領土問題、従軍慰安婦問題などを煽っているのです。
残念ながら、日本だけはその工作員に国(政官財)ごと乗っ取られて久しいです。
11月のエーテル統一理論の歴史編で詳しくお伝えする予定ですが、「分割して統治したい」のはいったい誰かをよく考えてみましょう。

















