◆パレオ協会ニュースレター◆
『脂肪を燃焼すると老化が進む 』
「あちら立てればこちらが立たぬ」ということわざがあります。
両方同時にできない状況を指しています。
私たちの日常的に摂取する栄養から熱といったエネルギーを産生する際にも、このことわざが当てはまります。
エネルギー源として脂肪を燃焼すれば糖を燃焼できず、糖を燃焼すれば脂肪を燃焼することができません。
この関係を「ランドル効果」と呼びます(拙著『奇跡のハチミツ自然治療』『糖尿病は砂糖で治す』参照)。
そして、脂肪を燃焼するのは、糖質が欠乏している緊急事態のときのみであり、慢性的に脂肪を燃焼するとあらゆる病態や老化をもたらします。
最新の研究で、このランドル効果および脂肪の燃焼(FAO)の増加による老化現象や病気の発生が公然と確かめられています(Mitochondrial fatty acid oxidation drives senescence. Science Advances 25 Oct 2024, Vol 10, Issue 43, DOI: 10.1126/sciadv.ado588)。
今回の研究では、脂肪の燃焼(FAO)の増加により、アセチルCoAが過剰に生成され、このアセチル基の増加が、「p16」と呼ばれる遺伝子の活性を高めると張しています。この遺伝子は、老化に関連する多くの慢性疾患に関与しているとされています。
さらに、糖(グルコース)を燃焼させたときよりも、脂肪の燃焼(FAO)によって過剰な活性酸素種 (ROS)が生成されることも確かめられています(拙著『ハチミツ自然治療の最前線』参照)・・・・・・・・・・


















