『なぜ家計も会社も国も、どんどん借金にしばられていくのか?』
「働けど、働けど我が暮らし楽にならざり。じっと手を見る」
この石川啄木の文章は、現代社会ではさらに私たちに突き刺さります。

さらに現代では中小企業も個人と同じく、「働くほど赤字になって倒産する」状態になっています。
なぜそのようなことになっているのでしょうか?
日本の場合は、英米から無制限に税金をむしり取られているということと世界でも稀に見る財務省の非人道的な増税政策という特殊事情がありますが、それらの悪影響を除いて純粋なお金の流れを考えてみます。
今の経済の仕組み(資本主義)には、あまり知られていない「構造的な欠陥」があります。
それをわかりやすく工場の例でみていきましょう。
・工場が商品を作る
・その商品には「値段(価格)」がつく
・その価格には、材料費、設備費、銀行への利息、将来の投資のための貯金(内部留保)など、いろいろなコストが入っている
・でも従業員に払われる「給料」は、その商品を購入するに十分ではない、ごく少量

ここで支出は以下の二種類に分けられます。
A:給料・賃金・配当など、人の手に渡るお金
B:材料費、機械の減価償却、銀行への返済など、人の手にすぐには渡らないお金
商品価格 = A+B なのに、私たち労働者が受け取っているお金は A だけ。これでは、市場の商品(食品、日常生活品など)を購入するだけの家計の余裕が生まれるはずがありません。

国全体で見ると、「みんなが持っているお金の合計」よりも、「売られているモノの値段の合計」のほうが大きくなってしまいます。
それでは、生きていくために、この差をどうやって埋めているのでしょうか?
それは「借金」です。
その「差」をいったん埋めるために、銀行がお金を貸し出します。
でもこれは「借金」なので、あとで利息をつけて返さないといけません。
こうして、家計も会社も国も、「働けど、働けど」どんどん借金にしばられていく構造ができてしまうのです。

日本の場合は、さらにこれに英米と国税からのカツアゲが加わります。
この経済の構造的問題を解決するためには、どうしたらよいか、みなさんと一緒に考えていきましょう。

















