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『ダメージ・コントロールの仕方〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

“彼ら”は、「真実」が明るみに出ると都合が悪いために、あらゆる手段を通じて隠蔽工作をはかります。

 

 

 

その手法の一つとして、「ダメージ・コントロール」というものがあります。

 

 

これは、有害なものの一部だけを暴露して本丸を隠す工作から、「有害と懸念されたものが逆に私たちにとって有益である」と喧伝するものまであります。

 

 

 

その典型例をみていきましょう。

 

 

 

多国籍企業であるビッグ・ファーマ(大手製薬会社)は、薬がある疾患のリスクを増加させるとして非難された場合、その薬を安全であるだけでなく、実際にはその疾患に対して有益であると描写する研究をでっち上げることがよくあります。

 

 

 

一般の人たちでも2020年からにこの手法に気づくようになっていますね。

 

 

 

例えば、コレステロールという私たちの体内で必須の物質の合成をブロックする「スタチン」とよばれる化学合成薬があります。

 

 

この薬は、私たちのエネルギー産生をブロックすることで、アルツハイマー病などの認知症を引き起こすことが懸念されていました。

 

 

 

そこで、ビッグ・ファーマは、自分たちの息のかかった専門家(利益供与してもらっている)や調査会社に命令して、逆に「スタチンがアルツハイマー病のリスクを低下させる」という喧伝をしています(Statin use and risk of dementia or Alzheimer’s disease: a systematic review and meta-analysis of observational studies. Eur J Prev Cardiol. 2022 May 5;29(5):804-814. doi: 10.1093/eurjpc/zwab208.)。

 

 

 

すでにゲイト・キーパーであることを暴露されている循環器内科のピーター・マッカロー(Peter McCullough)は危険な「スタチン」製剤を推進する代表です。

 

 

これらのビッグファーマの駒たちが喧伝する研究は、実際はエビデンスレベルの低い「疫学的調査」と呼ばれるものです。

 

 

 

それでは、対照群(コントロール)を置いたエビデンスレベルの高い臨床研究では、スタチンによるアルツハマー病などの認知症への効果はどうだったのでしょうか?

 

 

 

スタチンとプラセボ(対照群)の間で、認知機能の評価で差がないことが明らかにされています(Statins for the prevention of dementia. Cochrane Database Syst Rev. 2016 Jan; 2016(1): CD003160.)。

 

 

 

2023年に発表された研究では、高コレステロール(LDL)と診断された集団において、スタチン使用者は認知症のリスク上昇と相関関係があったことが示されています(Low- and High-Density Lipoprotein Cholesterol and Dementia Risk Over 17 Years of Follow-up Among Members of a Large Health Care Plan. Neurology. 2023 Nov 21;101(21):e2172-e2184. doi: 10.1212/WNL.0000000000207876.)。スタチン無使用のグループでは、認知症のリスク上昇との関連は認められませんでした。

 

 

スタチンの毒性以外にも、そもそもコレステロール値を低下させること自体が認知症のリスクを高めることが多数報告されています(Non-linear relationship between serum cholesterol levels and cognitive change among older people in the preclinical and prodromal stages of dementia: a retrospective longitudinal study in Taiwan. BMC Geriatr 2024 May 30;24(1):474. doi: 10.1186/s12877-024-05030-0.)(Cholesterol and late-life cognitive decline. J Alzheimers Dis. 2012:30 Suppl 2:S147-62. doi: 10.3233/JAD-2011-111028.)(Association Between Dietary and Serum Cholesterol and Cognitive Function Among the U.S. Elderly from NHANES 2011-2014J Alzheimers Dis. 2023;95(2):625-640. doi: 10.3233/JAD-230422.)(Association of Circulating Cholesterol Level with Cognitive Function and Mild Cognitive Impairment in the Elderly: A Community-based Population Study. Curr Alzheimer Res. 2020;17(6):556-565. doi: 10.2174/1567205017666200810165758.)。

 

 

このような私たち大衆を洗脳する手法は、現代医学だけでなく、あらゆる分野において長年行われてきたものです。

 

 

今後も、背骨の曲がった子飼いの専門家たちやご意見番たちがあらゆる分野で露出し、活躍することでしょう。

 

 

 

その姿を私たちが冷ややかな目で眺め続ければ、彼らはやがて真実の重みに耐えられなくなり、雲散霧消していきます(^_−)−☆。

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