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◆TUEETニュースレター◆   『なぜアリストテレスは師プラトンに「反対」したのか』

◆TUEETニュースレター◆  

『なぜアリストテレスは師プラトンに「反対」したのか』

 

プラトンとアリストテレスの系譜の違いは、人類史を二分する最大の問題です。この理解なくして、現在の様々な問題の根本的解決を見出すことはできません。今回は、人類史を分けたプラトンとアリストテレスの根本的違いをまとめていきます。

アリストテレスは、単に「たまたまプラトンと意見が違った」のではなく、プラトン的な平等主義・創造的理性の伝統を、階層的・保守的な世界観の中に折り畳んでいくカウンター・パラダイムを体系化した存在だったと見る方が自然になります[1,22,33,34]。

再度、プラトンとアリストテレスの違いをまとめます。

1. 「人間観」の決裂:すべての魂は平等か、最初から不平等か

まず決定的なのは「人間観」の違いです。

プラトンは『メノン』で、教育を受けていない奴隷少年がソクラテスの問答だけで幾何学的真理に到達する場面を描き、そこから「すべての魂は真理を想起する能力を持つ」と論じます[6]。

『パイドン』や『国家』第10巻でも、魂は不可視・不死・知性的な独立実体として扱われ、身体という牢獄からの「解放」が哲学の使命だとされます[5,12]。ここには「すべての魂は本質的に同じ階層にあり、真理へのアクセス能力を共有している」という平等主義的人間観がはっきり見えます。

これに対し、アリストテレスは『霊魂論(De Anima)』第2巻第1章で、魂を「生命を潜勢的にもつ自然的身体の第一のエンテレケイア」と定義し[13]、第2章では「魂と身体を分離できるかと問うのは、蝋とその刻印を分けられるかと問うのと同じで意味がない」とまで言い切ります[14]。

 

 

 


つまり、魂は**身体から独立した神的実体ではなく、・・・・・・・・・・

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