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『現代医学の真実:最新技術の影に隠れた、変わらない古い考え方』

 

『現代医学の真実:最新技術の影に隠れた、変わらない古い考え方』

 

 

 

コロナ禍や網膜の手術などがあって長らく参加できなかった脳神経外科学会総会に、久しぶりに参加することができました。

 

 

会場で、私が脳外科医として駆け出しだった頃に著名だった教授が、背中を丸め、足元もおぼつかない様子で歩いている姿を目にしました。その姿に時代の流れを感じると同時に、15年後の自分の姿を想像せざるを得ませんでした。

 

 

 

正直なところ、あまり期待はしていなかったのですが、私がエーテル医学で研究してきた内容に近い治療や技術の進歩が発表されていましたので、ここでシェアしたいと思います。

 

 

 

⭐️脳腫瘍への電気治療:方向性の違いが生む大きな差

 

 

 

まず注目したのは、脳腫瘍(ガン)の電気治療です。

 

 

 

これは脳全体に電極を貼り付けて、低周波の交流電場をかけるというものです。例えるなら、脳全体に弱い電気のシャワーを浴びせるようなイメージでしょうか。

 

 

 

最新の研究報告も併せて拝見しましたが、他の抗がん剤、光線力学療法、放射線治療との組み合わせだったため、純粋にこの電気治療だけの効果を知ることはできませんでした。

 

 

 

腫瘍細胞を死滅させる一定の効果は認められているというのが専門家たちの共通認識でした。しかし、その効果も、これらのガンを攻撃する治療を複数組み合わせて、ようやく数ヶ月余命が延びた程度のものでした(しかもこれは厳密な比較試験ではないので、本当に延命効果があるかどうかも分からないのです)。

 

 

 

拙著『これからの心身を整える「共鳴力」の鍛え方』で詳しくお伝えした電位治療は、まだ実施されていませんでした。

 

 

 

この交流電場による現代医学の治療は、あくまでも「ガンを殺す」という目的で行われています。

 

 

 

一方、私が提唱している電位治療は、まったく異なるアプローチです。これは、エネルギー不足に陥ってガン化してしまった細胞に、エネルギーを与えてあげる方法です。

 

 

 

例えるなら、疲れ果てて暴走している車にガソリンを補給して、正常運転に戻すようなものです。これによって、これ以上の増殖や転移を抑え、元の正常な細胞に戻すか、穏やかに自然死させることを目指しています。

 

 

 

⭐️光治療でも見られる、正反対のアプローチ

 

現代医学でガン治療の一つとして行われている光線力学的療法も、拙著『エーテル医学への招待』でお伝えした「バイオフォトモジュレーション」(赤色から近赤外線を照射する治療)とは、正反対の光治療です。

 

 

 

バイオフォトモジュレーションは、近赤外線を全体に優しく照射することで、エネルギー不足でガン化した細胞にエネルギーを与え、元の正常細胞に戻すか、自然死させる方法です。太陽の光を浴びて元気を取り戻すような、そんなイメージです。

 

 

 

その一方で、現代医学の光線力学的療法は、ガン細胞に近赤外線で活性化する毒性物質を集積させ、ガンを破壊する方法です。

 

 

 

このように、あくまでも現代医学のガン治療のパラダイム(基本的な考え方)は、「ガンという異物を攻撃して殺す」という、誤った方向性のままなのです。

 

 

 

⭐️デバイスは進化しても、基本思想は変わらない

 

次に、脳動脈瘤の脳血管内治療のデバイス(医療機器)についてです。

 

 

 

以前は脳動脈瘤にコイルを詰める方法が主流でしたが、最近は脳動脈瘤の近くにステント(金属製の筒状の器具)を置いて血流を変える方法(フローダイバーター)にシフトしています。

 

 

 

ところが、このステントに血栓などが付着して、脳梗塞という深刻な合併症が少なからず認められていました。

 

 

 

そこで、日本の医療機器メーカーがこのステントの表面に親水性のポリマー(水となじみやすい物質)でコーティングすることで、構造水(特殊な水の層)を作り、血栓ができないようにしたものを開発しています。

 

 

 

これは、拙著『水と命のダンス』でご紹介したポラック博士の構造水(EZウォーター)を作る実験を、実際の医療現場に応用したものです。ステントの表面に構造水の層を形成することで、血小板(血栓のもとになる成分)を反発させ、ステントでの血栓形成を防ぐのです。

 

 

 

例えるなら、フライパンにフッ素コーティングをして食材がくっつかないようにするのと似ています。

 

 

 

⭐️技術は進んでも、医学の本質は変わらない

 

このように、デバイスの技術進歩は確かに目覚ましいものがあります。しかし、現代医学の根本的な理論そのものは、旧態依然としています。

 

 

 

権力者によって与えられた「現代医学」という枠組みの中でしか動けない現代医療には、どうしても限界があることを、改めて再確認できた機会となりました。

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